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【本紹介】伊与原 新: 月まで三キロ

□紹介する本

月まで三キロ (新潮文庫)
伊与原 新 (著), 2021/6/24
新潮社

□メモ

月まで3キロ
1番泣ける話。月まで3キロとは?という疑問が読んでいくうちにわかっていく。

星六花
まさかの展開にこれも驚かされた。
また、雪の結晶の美しさ。自然の美しさを改めて理解させてくれる良作。

アンモナイトの探し方
わかるとわからないものを別けること。
そこから理解は始まる。本当にそうだ。

天王寺ハイエイタス
地層の蓄積と、記憶の蓄積、それがかけ合わさったお話。
どんなクズにも理由がある。

エイリアンの食堂
光景が鮮明にイメージされて、星空を眺めてみたくなる話。
孤独と向き合う研究者と、家庭的に孤独になってしまった家族とのふれあい物語。
恋愛小説とも捉えられると解説で語られる。

山を刻む
最後にまさかの展開で、読者をハッピーエンドな妄想に誘う話。
感動した。

対談
書きながら調べて考える。
それは研究論文を書く上でも近い。
また、勉強したことをついそのまま書きたくなるのは良くない。
自分の意見や考えを入れたり、読者が読みやすい、引き付けられるように書く必要がある。

#読了日
23.02.05


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