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寺も無え、神社も無え、でも京都旅【前編】

旅に出る時はいつも唐突です。
思い立ったら吉日。鉄は熱いうちに打て。
そんな感じで出発の二日前に決めた京都の小旅行です。

目指すは京都北部。
交通機関だけ事前に押さえ、それ以外はほとんど下調べをせずに時間許す限り歩き回ろうという魂胆です。

夜行バスで出発し早朝京都に到着。
そこから嵯峨野線で福知山を目指し北上していきます。京都から福知山までは乗る電車にもよるが大体2時間くらい。ほぼ始発でしたが意外と人が乗っていました。

まずは嵯峨嵐山で下車。渡月橋を目指します。

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今回持ってきたフィルムはFUJIのPRO400H。
実は使うのは初めてなのです。今回オーバー目で撮ってみたからなのか、コントラストの低い儚げな色が出ていました。どこかノスタルジーを感じるような雰囲気が良いですね。

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早朝だったので地元民らしき人がほとんどで観光客はおらずラッキーでした。

そして、再び嵯峨野線に乗り込み隣駅の保津峡駅で下車します。
ここは秘境駅として有名なようですが、その通りで嵯峨嵐山駅の隣駅にも関わらずまるで別世界というような佇まいでした。

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山と山の間にある無人駅です。
この時もやはり早朝という事で人がおらず、電車が来ない限りこの空間に自分しかいないという無上の独占感が味わえました。

そこから20分ほど歩き、トロッコ保津峡駅を目指します。
コンクリートジャングルではなく、リアルジャングルの中を歩く。
これなんだよなあ、求めてたの。

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この橋の向こう側が駅です。
明るい部分の彩度がいい感じに落ちていてとても優しい印象の写りですね。

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橋の上からの景色。これとかはSuperia Premium 400とかで撮ったら緑と青の色がしっかり出てTHE 夏みたいな写真になったんだと思う。

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駅舎?の様子。
素晴らしい。下を流れる川の音と風鈴の音が心地良くて永遠に電車待てます。
トロッコの方はまだ始発も動いていなかったのでやはりこの空間に自分しかおらず、この時最高にハイになっていました。

トロッコには乗らず、保津峡駅に戻り再び福知山を目指します。
車窓から日本の夏の原風景のような景色を見ながら久石譲のSummerを聞いていました。やっぱ夏だよなー。冬が好きだけど。

福知山駅からは丹後鉄道に乗り換えて天橋立を目指します。

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このあたりから、夜行バスから蓄積していたお尻へのダメージを感じ始めましたがなんとか突破。無事天橋立に到着。

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「白砂青松」とかいう超限定的な四字熟語がなぜ存在するのか、長年の疑問でしたがようやく解決しました。最高すぎる組み合わせじゃないか。四字熟語に残してくれた奴を讃えたいよ。

この時あまりにも天気が良かったので、チャリをレンタルし天橋立より更に北、
今回のゴールである伊根の舟屋を目指していきます。

その様子は【後編】にて!


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