マガジンのカバー画像

EMSi Fellow Community Magazine

342
EMSi(Essential Management Science institute)Fellow Communityの皆さんの記事を集めました。 EMSi Fellowとは… もっと読む
運営しているクリエイター

2024年5月の記事一覧

歌は人間の泣き声である

歌を歌っていると、思いがけず感情を掘り起こしてしまうことがある 3年前、突然「シンガーソングライターになる!」と言い出して、歌を歌い始めたのだが、何をどうやっていいか、全然わかってなかったので、レッスンを受け始めた。 師匠は、今も、ずっとお世話になっている、シンガーソングライターでボイストレーナー、作曲家の尾飛良幸さんだ。 月に1度のレッスンでは、歌の技術的なことはもちろん、作編曲のアドバイスや、音源制作の細かいノウハウまで、あらゆることを教えていただいている。 レッスン

人の成長を助けることが自分の成長につながる

「茅ヶ崎から人材開発支援」の㈱矢部商店事業支援部門 Be forestです☀ お客様より嬉しいフィードバックをいただきましたので、今日はそのお話しです。 1.オウンドメディアを一緒に作る 当社のご提供サービスの一つに 「知的資産活用WEBコンテンツ作成」 というものがあります。 どのようなサービスかと言いますと 「オウンドメディアの新コンテンツを定期的に作成し公開するご支援をさせていただく」 というもの。 詳細はこちらよりご覧いただけます。 オウンドメディア(自社のW

「どのようにすればできますか?」という魔法の質問がまったく効き目がない事態はどのようにして発生しているのか

諦めていることにすら気づいていないという諦め感 最近、コーチングセッションをしている中でハッと気づいたことがあった。それは、何かを最初から諦めてしまっている人は、自分が諦めているということにも気づいていないのかもしれない、ということだ。 「あの人素敵だなあ、あんなふうになれたらいいのになあ」と思うことはあっても、自分とその人とは全然違うから、無理、と思い込んでいる状態。 無理と思う理由は何なのかを掘り下げていくと、その状況を変える手立てはいくらでもあるわけだけど、それを考

我々はどう進化すべきか

『我々はどう進化すべきか』 長沼毅 2020年 この本は広島大学大学院生物圏科学研究科教授で「生物海洋学」を担当されている長沼氏による、ガラパゴスから人と自然の関係、生物と地球の関係を考えた内容の本です。 一部引用します。 「ガラパゴスは、大海原に浮かぶ火山島ですが、その立地条件が奇跡的にすばらしいのです。ガラパゴスは大陸から近すぎず遠すぎず、かつ、寒流と暖流が交わる「海流の十字路」にあり、そのことがガラパゴスの陸と海に豊かさをもたらしています。」 「人間の未来、ヒュ

生き物はどのように土にかえるのか

生き物はどのように土にかえるのか   大園亨司著   2018年 混生密生、無農薬無施肥で協生農法を目指した農作業に参加しています。表土を露出させないために耕すことはなく、混生密生します。作物が覆われてしまうため草刈りしますが、土の中をいじらないため、抜くことはしません。刈った草は肥料となるので作物の周りに置きます。刈った草はすぐに萎れて表土を覆い、乾くのを防いでくれると共に小さな虫が集まります。 協生農法では自然ないのちの循環がみられます。 『生き物はどのように土にかえ

大切な今を生きるために、誰もがマネジメントを活用できる(八木澤智正さんインタビュー③)

今この瞬間を生き切る「そして、自分をフルに生かして、今この瞬間を生き切るということを大切にしたいと思います。 なぜなら、今ここに生きているということは、いろんな儚いものの上に成り立っている、奇跡のようなことだからです。人間も生物としては絶え間ない生命活動の連続で、少し先の未来のことなんて誰にもわかりません。だから今が大切なんです」 私は、生物学者・福岡伸一さんの「動的平衡」という考え方が好きです。人間を含めて、生物は昨日も今日も明日も変わらないように見えて、少しずつ変わ

自分をフルに生かして生きる(八木澤智正さんインタビュー②)

音楽活動も、周りがエフェクティブだからやりたいことができる「音楽活動に関しても、周りの人たちに『エフェクティブ』であってほしいという思いは同じです。自分はバンドの中ではドラマーなので、メロディを奏でることはできません。でも、共演する人たちがエフェクティブであれば、自分のやりたいことを一緒にやることができます。 ドラッカーは『自分よりも優秀な人たちにいかに働いてもらうかが大事』と言っていますが、まさに音楽活動でも同じことが言えるわけです。」 私の大好きなジャズライブに行く

複雑な現実の中で、いつもみんなにエフェクティブであってほしい(八木澤智正さんインタビュー①)

八木澤智正さんは、大手製薬会社に勤務しながら、「マネジメントの発明者」ピーター・ドラッカー教授が教鞭を執っていたことでも知られる、米国・クレアモント大学へのMBA留学経験を生かして、ドラッカーのマネジメント論に基づくグループコーチングを主宰したり、日本におけるドラッカー学会の理事を務めたりされています。また、ドラマーやコンポーザー(作曲家)、音楽イベントの主宰者としても活躍されています。 そんな八木澤さんに、ご自身の中でのドラッカーマネジメントと音楽活動との関わり、そしてそ

コーチングを学びたい、という方に最初にお伝えしたいこと

昨日の「シン・社会学宣言」の記事がかなりわかりにくいものだったこともあり、できるだけわかりやすくするための記事を書いていこうと思っています。 さて、最近、コーチングを学びたいんだけど、という相談というか問いかけをいただいていて、既に実践レベルの方には下記のようなプログラムを用意しました。 ビジネスの現場で、実践したいという方向けには、こういうシリーズを展開しています。 でも、もっと初心者で、コーチングの基礎から学びたい、という方にはどうしたらいいんだろう?と思ったときに

「ライフコーチ」という生き方

今自分が生きているってどれだけ奇跡的なことなのか なんてことを言うと、妙に哲学的に受け取られたりするんだけど、こういう思いを持ったこと、誰でも一度くらいはあるんじゃないかと思う。 私の仕事は一言で言えば「コーチ」なのだけれど、やっている内容は「ライフコーチング」という言い方で表現されるものだ。 クライアントさんの多くが口にするのが「やりたいことがわからない」という話。 自分で自分のやりたいことがわからないなんて、と言う人もいるかもしれないけど、そういう人は本当に多い。 今

シン・社会学宣言

自らの語りのポジションをどこにしようかと、しばらくの間、悩み彷徨っていたような気がします。昨日、たまたまブックオフに行ったら橘玲さんの本で買っていなかったものがあったので購入し、橘玲さんの書籍についてわかりやすく語っている岡田斗司夫さんの動画を見て、そこで、ああ、この視点なんだよな、と思ったのでした。 ちょうど先週、「連続講座コーチング心理学概論2024」の第1回目の授業があり、意外にもコーチングの成立時代の歴史がコーチの人に知られていないんだな、と知って、でも、歴史の話っ

チームの力

エッセンシャル・マネジメント・スクール(以下EMS)のエッセンシャル・ドラッカー・マネジメント・コース(以下EDM)で、ドラッカーが伝えたかったマネジメントの神髄を学んでいます。 マネジメントという言葉の本質をEMSでは「複雑系をなんとかすること」としています。 EDMではドラッカーが使っている、組織社会、機能する社会、位置と役割、自由など70のコンセプトの中から、自分がマネジメントにとって重要だとおもうものを選びます。新たに組織のマネジメントに重要だと思うものを15個選び

気持ちよく、のびやかに変化していく

エッセンシャル・マネジメント・スクール、身体原理学での学びから得られたことをまとめました。 意見の合わない人や異なった価値観は自分の足りない部分を教えてくれるシグナル 多様化の時代で様々な経験や感じ方、考え方を持った人たちの中で、価値観の合った仲間といい時間を過ごせると幸せだが、それだけでは物足りなく、人の意外な面を知ることは面白い。 多様性というのは比べないことだと思う。一つの物差しではなく感性を働かせて物事を捉えるのが楽しい。 人も自分も常に変化しているので、先入観