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おいも屋さんの小噺「土用の丑」

皆さん、こんにちは。最近畑に行く事が多くなり、腕のアームガードと軍手の隙間がこんがりと焼けてしまったあきらです。
さて、もうすぐ土用の丑の日ですね!私もスーパーなどで見ると「ああ、美味しそう…..でも値段が…..(泣)」と葛藤しています。
この土用の丑の日、調べてみると面白い!
そもそも、「土用」とは立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間を指し、「丑の日」は干支の「丑」にあたる日を指します。(昔の日本では干支を時間や日付に干支を使っていました。例で言うと、人ならざるもの達が徘徊する「丑三つ時」なんかがそうですね…..あ、なんか首元が寒くなってきた……)
つまり「土用の丑の日」と言うのは一年の内で何回もあるわけです。では、なぜこの時期に鰻を食べるのか?
これには、とある人物が関係していると言われています。名前は「平賀源内」
彼は、江戸時代に活躍した蘭学者(西欧専門の学者)であり、発明家であり、医者でもあるマルチタレントな人物でした。有名なものだとエレキテルという発電機を日本で最初に作った人物であるとされています。

ある夏の日、一人の鰻屋さんが平賀源内を訪ねてきました。
「源内先生、この頃暑くて暑くて、鰻が全く売れりゃしねえだわ。なんかいい方法ねえか?」
実は天然の鰻の旬は冬。夏の時期の鰻は脂っこく、おいしくなかったといいます。(今は養殖の鰻なのでいつでも美味しいそうです。)
「うーむ、そうは言ってもこの時期の鰻は確かにあんまり美味しくないしなあ…….。まてよ、確かこの本にこの時期に「う」のつく食べ物を食べれば(梅干し、瓜など)夏バテしないとあったなあ……そうだ!」
数日後、その鰻屋さんの店先に「本日丑の日」という看板が立てられ、江戸中に
「かの源内大先生が鰻を食べると夏バテしないと言ってるそうだぞ」と噂がたち、やがて土用の丑の日に鰻を食べるという風習が定着していったという。
今でいうコピーライティング戦略ですね!
色々と他にも諸説あるようですが、私はこの説が気に入っています。

これからの暑い夏は、夏バテ防止の鰻を食べて、デザートに通常より倍量に増えた冷やし芋を食べて(理由はoimoの話1をご覧ください!!)、体も気分もスッキリさせませんか?


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