中受用の、統一模試やアタックテストの採点をしていても感じます。例えば一つ目の説明文は正答率も高くよくできているのに、その後の物語文がほぼ空白パターン。時間が足りなかったのだな、というのは伝わってきます。

その時に、「設問を先に読んで読みながら解けばいいよ」とアドバイスする人がいるとしたらナンセンスですね。全体構造を捉えていないと間違うようにできている設問が、難関校の試験問題には存在しているからです。まぁ後は、小学生にその解き方を前提とした作問はしていないですよ。入試問題をつくる先生たちは、しっかり問題文を読みきって、設問に答えて、それでも時間内でぎりぎり終わるという問題数で出しているからです。ただ、読み始める前にざっとどんなことが問われているのかを見ておくことは、読むのがゆっくりな子には得策です。

1) 接続詞の問題があるなら、前後の繋がりを意識しながらその個所は読む。
2) 文脱落の問題があるなら、意味が通じにくそうなところにはチェックを入れておく
3) 要旨を選ぶ問題（大体最後にあることが多いですよね）だけはそれぞれの選択肢にも力を入れて読んでおく（その中の一つは正解なので、読み進めるときにヒントとなります）。

1)、2)で答えが見えたとしても、その時に設問に答えるまではしないで下さいね！思考が途切れます。参考になりますように☆

白間

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