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くるりのライブ

先日、初めてくるりのワンマンライブに行ってきた。
くるり主催の「おんぱく(京都音楽博覧会)」や福岡のフェス「サンセットライブ」では観たことがあったが、ワンマンは初。

新アルバム『天才の愛』は変な曲も多いけど好きだったので、ドキドキしつつZEEPへ。

上海蟹からはじまったライブは、スタートから終わりまで好きな曲ばかりのとんでもない豪華版だった。

その中でも一番衝撃的だったのは、念願の『pray』。
何かに悩んだり気落ちしたり怒りに震えたあの日あの時、数え切れないほど救ってくれた曲だ。
イントロから身震いし、泣いた。

とはいえ、ライブの間中ずっと泣いたり笑ったりと忙しい感情を抱えていた。
コロナ禍のライブ、気をつけつつコッソリと参加。
バンドメンバーが元気でいてくれて、福岡に来てくれて、それは全然当たり前じゃないことを嫌というほど思い知った。

旅に出れない私たちは、『ハイウェイ』に想いを馳せる。
あの何でもない暑い夏の日の夕暮れ時を思い出して、切なさで胸がいっぱいになった新曲。
プロ野球はあんまり詳しくないけど、高校野球は
昔好きだったからぐわッとテンションが上がる『野球』。
イントロのリフと曲の勢い、サビの眩しさ、名曲でしかない『ロックンロール』。Mステでチラッと流れたPVに衝撃を受けたの、忘れられないよ。
先行きの見えないコロナ禍、不安に襲われ泣きながら聴いた『東京』。

そして最後は『奇跡』。
大好きな是枝監督の映画を思ったり、いまこの瞬間がまさに奇跡みたいな時間だって思ったりしてやっぱり泣いた。楽しくて切なくて嬉しい。

ファンファンがいないくるり。少し寂しかったけど、変わっていく彼らをこのままずっと観ていたい。


そういえば、MCにはほっこりさせられた。
岸田繁氏のTHE京都弁。
昔、京都弁が好きすぎて京都男子と結婚する!とほざいていたのは若気の至り。

岸田繁氏の不思議な挙動やゆるいしゃべり、そして彼とは対照的にはつらつとした声で話す佐藤さん。佐藤さんはいつもキラキラ、シャキッとしてて素敵だ。

岸田氏の挙動の中で、ハイライトはグビ飲みシーンだろう。曲の合間、ペットボトルを開栓し一気に水をグビグビ飲む。その時間が結構長くて思わず笑う。

岸田氏、水をグビ飲み

きっと、またライブで会いましょう。
次は『京都の大学生』を聴かせて欲しい。

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