倉原悠佑

農民として不耕起自然農と無農薬ビニールハウス栽培をやりながら、音楽家として「これからの…

倉原悠佑

農民として不耕起自然農と無農薬ビニールハウス栽培をやりながら、音楽家として「これからの時代の農民音楽」を作っています。 水が豊かな熊本県の山里での暮らし、フリースクールに通いながらのんびり生きてる娘の話、音楽や制作、民間信仰や時々アフリカの話など、色々と書いてます。

マガジン

  • 幸せや人生について

    そのままタイトルの通り。

  • 子育てについて

    そのままタイトルの通り。

  • 音楽について

    そのままタイトルの通り。

  • アフリカ旅

    2022.9月のアフリカ旅について。

  • 痙攣的読書体験

    そのままタイトルの通り。

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娘7歳、前向きに学校辞めてみた。【初めてのフリースクール】

現在小学校2年生。保育園の年長あたりから行きたくない!がはじまってそれから保育園も学校も、「行きたい時だけ行く」スタイルになった。 小学校では、図工は行くけど体育は絶対いや!(比べられる感じが嫌とのこと。)算数楽しいけど国語よくわからん!みたいな感じで、その日の時間割と本人の朝起きてからの気分次第で行く行かないを決めていたが、2年生になって一気に増えた宿題と、友達関係でぎくしゃくしたのがきっかけ(本人談)で、もう行かない!に完全に振り切った娘。 そもそもそれって自然な感情だよ

    • 「気持ちいい」という最強の行動理由。-幸せの自己完結と世界の拡張-

      フリースクールに迎えに行く度に、娘はいつも屋根の上からひょこっと現れる。 思えば、子ども達が屋根の上に登っている写真をHPで見て、彼女は「行ってみたい」と話していた。 通いはじめて9ヶ月くらいか、相変わらず屋根の上が彼女の主戦場。一緒に登ろうよと誘われるがままに登り、屋根の上に2人で腰掛けながら「どうしてそんなにここ(屋根の上)が好きなの?」と聞くと「だって気持ちいいもん」と娘は答えた。 気持ち良いからそこにいる。選ぶ。どれだけの大人にそれが出来るのだろうか。 すごくシンプル

      • PERFECT DAYS「SNS時代へのカウンター」

        ただの個人の映画感想文で、制作にまつわる情報など一切チェックせずに書いてるので、その点ご了承ください。 【SNS時代へのカウンター】 自分なりのPERFECT DAYSを大切にしていこうと、あの映画を観たら思うよね。 ただ生産性を向上させるようなルーティンワークとは違い、見方によっては無意味なもの。でもその人にしかわからない心地よい時間の流れがあって、それを特に誰と共有するわけでもなく日々が過ぎていく。 •人からみたら無意味だけど、本人にとってはかけがえのない時間。

        • すごくポジティブな意味での「離婚」という選択

          今月僕たちは約10年の結婚生活を終えた。 夫婦が共に生活するという事を僕は頻繁に「毎日が異文化交流」と呼んでいた。 それぞれの生育環境ベースの当たり前を(逃げることの出来ない物理的距離で)擦り合わせ、その過程で沢山ぶつかりながら歩んできたけれど、ここにきてそれぞれの"国"に帰ることを選択したとも言えるかもしれない。 あくまで前向きに、そしてお疲れ様という気持ちを込めて、お互いのリスタートを応援するような形だ。 結婚生活のリアル どんなに契りを交わしても、合わないものは合わ

        • 固定された記事

        娘7歳、前向きに学校辞めてみた。【初めてのフリースクール】

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          10本
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          14本
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        記事

          よりお金をかけない田舎での暮らし方を模索する日々。

          最近やってることや考えてること。 ●車手放してチャリ生活にしようと思う ●買い物の日を週に一回にする 元々ライフハック好きで、仕事とか時間とかお金って何だろうって答えを導き出す思考の時間や、その先で暫定的な答えを手に入れることに唯ならぬ悦を感じるのだけど、最近また、良い熱量でたぎりだしている。 具体的なテーマはおそらく移動のエネルギー問題とお金。 当たり前のようにガソリンを消費しながら生きていることと、昨今の燃料費の高騰を前に悶々とした何かを抱えていたが、きちんと考えて

          よりお金をかけない田舎での暮らし方を模索する日々。

          さよならTwitter(X)!

          しばらく放置気味だったTwitterを思い切って辞めてみることにした。 モノも思考もデータも身体活動も「何故それが必要か?」をひたすらに考え続ける断捨離を押し進めている最近。 スマホの中のアプリも必要最小限に減らしていく中で、すっかり遠のいてしまったTwitter(今は黒いXのアイコン)も必要のないものと判断しました。 辞める理由は大きく二つ。 まず一つは、世の中に溢れるノイズに少し疲れたこと。 とにかく情報量が多かった。そして少しでも"バズる"事を意識したそれらは刺

          さよならTwitter(X)!

          560年間鳴り続ける「雨乞い太鼓」-菊池市泗水町住吉地区-

          毎年7/20前後の日曜日に、菊池市泗水町の住吉という地区で雨乞い太鼓という風習が受け継がれている。 ※僕のInstagramに動画をアップしています。よろしければ是非みてみてください♩ この日は住吉地区の男性11名が集まった。1番若い人で51歳。雨乞い太鼓保存会の副会長さんは、若い人に伝えていけたらなとは思うが、強要してやるものでもないし、自分から興味を持ったり、楽しいと思ってやってくれる人が入ってくれるのが一番なんだがねと話していた。 地域中に響きわたるような太鼓の音。

          560年間鳴り続ける「雨乞い太鼓」-菊池市泗水町住吉地区-

          日常的に創造するということ。【目的を考えず"喜び"にフォーカスするクリエイション】

          今年も熊本の地にギタリストのyutaka hirasakaさんが来てくれた。 今回は阿蘇郡産山村にある友人のゲストハウスに泊まりこんで楽曲制作をするという企画。 標高800m超。真夏とは思えないような涼しさと空気の良さ。 友人であり腕利きのミュージシャンmaya muga moeranのゲストハウスは産山村でも屈指の絶景を誇る棚田のすぐ側に位置し、徒歩圏に山吹水源というこちらも名水が湧き出る美しい水源も有し、本当に素晴らしい環境だ。 縁側に座って鳥のさえずりや虫達の声を聞い

          日常的に創造するということ。【目的を考えず"喜び"にフォーカスするクリエイション】

          身体性を伴うSNSの使い方。

          一日にSNSを見る頻度が日に日に減っている。 そもそも全く開かない日もあれば、ほとんどスマホに触らない日だってある。 そして、そういう日は大抵充実した日を送れている。 現に音楽や畑仕事、家族や友人と過ごす時間の密度が高い日や、素敵な空間や美味しいものを食べた日になんの記録(写真や動画)も残ってないことはよくあるし、それは空間を満喫できていたともとれる。何故だかよく撮ってる日もたまーにある。おそらく、そこに温度の差はあまりない。全ては"たまたま"だ。 充実した日にスマホをあま

          身体性を伴うSNSの使い方。

          子どもと竹林遊び。【竹林って可能性無限大の遊び場かも】

          祖父の持ち山というか、竹林があって、毎年3月から筍とりに行くんだけど、今年もシーズン前の竹林整備をしています。 昨年の台風などで倒れ放題の竹を一ヶ所にまとめては焼いてを繰り返す。 筍掘りは娘も2歳の時から毎年来てるんだけど、この竹林整備について来たのは初めて。 でも勢いよく燃え上がる火を眺めているとテンションが上がってくるようで、何も言わなくても竹を集めては火に放り投げてを延々と繰り返していた。 勝手に集中のゾーンに入っているのを、そのまま邪魔せずに見守るのが我が家スタイ

          子どもと竹林遊び。【竹林って可能性無限大の遊び場かも】

          アフリカでMVを撮りました。

          そしてそのMVが2/3公開となりました。 南アフリカとナミビアの国境沿いでロケをしました。 友人夫婦に補助をお願いしながら、完全にセルフで紡ぎ出した映像。 ディレクションは勿論、撮影も編集も全て自分でやりました。 編集とか特に何もやってないですけどね。満足な画が撮れているので(ここが一番重要)それを切り貼りしただけです。加工とか一切やりたくなかったので。 現地でハーフマンと呼ばれている植物「Pachypodium Namaquanum(パキポディウム・ナマクアナム)」は、

          アフリカでMVを撮りました。

          溢れでるものを止めないこと。

          2018年頃から活動を続けていた私たちのバンド「Solmo(ソルモ)」ですが、2/1をもって無期限の活動休止に入ることに決めました。 メンバー同士は変わらず仲良くやってます。 理由はシンプルに、僕が今Solmoの曲を書くのが難しいからというところです。 その"難しい"は所謂スランプという表現よりも、"そういった気持ちにならない"というのが正しいかもしれない。 今は自分のソロの活動や、その自由な表現の先で出会う者との共演が楽しいので、そちらしか向くことが出来ない。 といった

          溢れでるものを止めないこと。

          アートって世の中に必要?を考える。

          1月21日〜2月5日の期間にKUMAMOTO CITY ARTIST WEEK」が開催される。 熊本市政令指定都市移行10周年を記念して、熊本市内各地のスポットで、文化芸術イベントを実施するといったものだ。 僕はありがたい事にこの2週間の間に3つのスポットで、それぞれライブをさせて貰っている。 それもあってか、今週は改めて「アートとは?」という事について思考を巡らせているので、良い機会にアウトプットしていこうと思う。 まず、アートとは何か?を先人達はどんな言葉を残しただろ

          アートって世の中に必要?を考える。

          ただ毎日を「機嫌よく」生きてみた。【約1年やってみた結果】

          あけましておめでとうございます。 何やかんやで文字列としてアウトプットすることで、頭の中を整理することができるnoteさんは今年も活用していく(だろう)と思う。 2023年もよろしくお願いします。 さて、ここでまずは昨年を振り返ってみた。 2022年、どんな1年だったろうか。 ピックアップできることもいくつかあるが、とにかく最高の日々だっただろう。 それは所謂「特別な日」も沢山あったが、なんてことない日もあった。しかしどちらも等しく比べ物にならないくらい最高だったという事

          ただ毎日を「機嫌よく」生きてみた。【約1年やってみた結果】

          12月27日という日常。

          朝から野菜の配送をする。 年末の朝6時は暗いし寒い。 近所の農家さんの作った大根や人参、じゃがいもと一緒にうちの葉物も少々。スーパーの直売コーナーに並べに行くついでに、余った野菜を貰う。ガソリン代もくれる。感謝されるのに色々と貰える。有り難さしかない日課。 帰って家族で朝ごはんを食べる。 昨晩作った味噌汁をあたためる。 娘は今日、妻と一緒にいたいから職場までついて行くそう。お手伝いをするそうだ。 それを許してくれる大人たちの優しさにも脱帽。良かったな娘。 湯を飲む。 1

          12月27日という日常。

          次の世代に受け継がれていくものって何だろう。【"死"が残される人々に伝える情報】

          年の瀬。ご近所さんにいただいたまま冷凍していた猪肉で今年1回目のワイン煮込みを作っていたところで電話が鳴る。 95歳の祖父が危篤らしい。 何度もガンになって、糖尿になったかと思えば、ここ数年は週に3回の人工透析生活。 肺炎になって、転んで骨折を繰り返して、今回はその骨折の入院中にコロナにかかったそうだ。 いやはや、どう考えても長く生きていると思う。現代医療をフルに活用して、延命を繰り返していると言っても良い。 しかし会う度に「痛い、痛い」とどこかしらの不調を嘆いているそ

          次の世代に受け継がれていくものって何だろう。【"死"が残される人々に伝える情報】