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【短編小説】水と油


水と油は混ざらない

この世界が水なら

私は油だろう

どんなに

かき回しても

振っても

交わらない

たった

0.1グラムの違いが重くのしかかる

今日も私は浮いている

「はあ」

夜空を見上げ願ったんだ

宇宙ならと

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