【短編小説】湯気の行方
「コーヒーでも飲もう」
やかんで湯を沸かす
ゴォー
椅子に座りやかんを見つめた
ひとしきりすると
注ぎ口から白い湯気が出てきた
ポツ
手の甲に何か落ちた
「雨漏りか」
天井を見上げたんだ
「えっ」
そこには
鼠色の雲が広がっていた
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「コーヒーでも飲もう」
やかんで湯を沸かす
ゴォー
椅子に座りやかんを見つめた
ひとしきりすると
注ぎ口から白い湯気が出てきた
ポツ
手の甲に何か落ちた
「雨漏りか」
天井を見上げたんだ
「えっ」
そこには
鼠色の雲が広がっていた
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