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【短編小説】数字の価値


インターネットが生まれて五十年が過ぎた

パシャ

「写真を載せよう」

我ながらいい写真だと思った

数日後

「あれ、なんで」

投稿ページを見つめた

そこには

私の期待とは裏腹に零が並んでいたんだ

「あっ」

次に目に飛び込んできたのは

膨大な数字だった

「もっと…」

「あっ」

そういえば

もう私以外誰も居ないんだった

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