貴重な漢方原料の「大深当帰」の湯もみ作業 見学

画像1 ここでしか栽培されていない貴重な大深当帰(オブカトウキ、オオブカトウキ)の貴重な湯もみ作業を見学させていただきました。
画像2 ※当帰とは 薬用植物、日本薬局方に収載されている生薬。根が漢方原料。 生薬の国産化を推し進めていた徳川吉宗にも栽培を奨励されていた。 漢方では、補血、強壮、鎮痛、鎮静などの目的で処方に配剤され、四物湯、当帰芍薬散、当帰建中湯、補中益気湯、紫雲膏、当帰湯などの漢方方剤に使われる。
画像3 日本各地のご当地当帰の中でも非常に寒い当地で育つ大深当帰は最高品質と言われる一方、生産者数はほぼ居ません、絶滅寸前。よく間違えられますが大和当帰とは異なります。
画像4 去年末にはぜ架けして干しておいた株を下ろし、高めのお湯をかけて先に柔らかくし、中程度のお湯に浸しながら単純な機械で揉んで泥を落としながら絡まった根をほぐし、お湯から上げて有効成分を高めるために手で最後の揉み仕上を行う。そしてまたはぜ架けしなおしてしばらく干す。 ほんの数日間だけ行われる作業。
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画像8 外気温は非常に冷たいものの、現場では非常に良い爽やかな香りが立ち込め、お湯からの蒸気に含まれる当帰成分のおかげで作業しているお母さんの手は農家さんにもかかわらずスベスベツヤツヤ、そして色が白い!
画像9 「夏場は農作業で日に当たるから黒くなるよー」と言われていたけれど、春から秋にかけての毎年の強い紫外線を浴びているにもかかわらず肌が黒くなったままにならず、冬には美肌に戻っているのがスゴイ。 それだけ見ても分かる大深当帰のスゴさ。 ※その大深当帰の葉を販売しているので、欲しい方はご連絡ください。
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