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【自分だけの才能の見つけ方】 書評#37

みなさん、いつもお世話になっております!
本日も、私の投稿の軸とする一つ「本」「読書」に関して書かせていただきます。

自己紹介に書いたマイルールを守りながら、私の大好きな本について書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!

これまでは、休日や仕事が終わった後にまとめて描いて投稿をストックしていたのですが、先月下旬は飲み会などが重なり、すっかりストックをはき出してしまいました。
連続投稿も60くらいでいったんストップし、また再開しています。
ここからが正念場ですね!

※書影(画像)は、版元ドットコム様から頂戴しています。ありがとうございます!


基本情報

山口揚平(著)
SBクリエイティブ株式会社 出版
2021年4月26日 第1刷発行

全221ページ
読書所要期間2日

私が本書に出会うきっかけ

本書を購入した理由は、完全にジャケ買い。
しかし、タイトルを見て、アラフォーのおっさんがいまさらながら「本当に見つけられるだろうか?」という期待をもった。

言い換えれば、私にはまだないと思っている笑

この本の本質・言いたいこと

著者は、他者とまったく違う生まれながらにその人が持っている特性「天才性」と表現している。
本書では、いわゆる天才とは区別して表現されているので、その辺は本書でご覧いただきたいのだが、この天才性の重要性を指摘し、天才性に忠実に生きるための方法を紹介してくれるものである。

著者が作り出したツールを活用し、過去の自分の「記憶」を紐解くことで「自分とは何なのか?」を見つめ、自分自身の持つ天才性が何なのかについてヒントをくれる

自分自身を深く知り、自分自身の天才性を見つけることで、自分自身の人生を生きやすくすることが意図されている。

私が感じたこと

1点目 〜どんな人に読んで欲しいか

著者は、本書をいったいどんな人に読んでもらいと考え書いたのだろうか。
私なりに勝手に考えてみた。

結論は、色んな人である。

誰にでも出せそうな、めちゃくちゃ簡単な答えではあるが、その人それぞれの
・節目節目
・成長過程
・感情が大きく動いているとき
などなど、その時々で大きく見方が異なるものになっていると私は捉えている。

その時々の自分自身を見つめ直すための「うつし鏡」として、本書はとても有効だと考える。

2点目 〜天才性は4次元にある!?

「次元が違う」という言葉・言い方があるが、これは天才性を表す言葉であると著者は指摘する。
この「次元」とはいったいどういうことかが本書の中で紐解かれている。

正直、ここが私の中で最も学びとなった部分だと言っても過言ではない。

なぜ人間(ホモ・サピエンス)が生き残ったかが、ユヴァル・ノア・ハラリの「サピエンス全史」で説明される内容を参考にしながら「次元」についての説明がなされている。

両方読んだ方には、バチコーン!!とパズルのピースがガッツリとハマる感覚を得ることができるだろう。
とても納得がいき、理解が深まること間違いなし!

私もサピエンス全史を読み、#21で書いているのだが、この部分については敢えて書かなかった。本書の肝だと思ったので。

私は、この次元のくだりを読んで、論語為政四とリンクした。
孔子はすでに、7次元位までは普通に考えていた、たどり着いていたんだろうなぁと考えられる。

私にとって最大の学びとは、まさにこの論語と結びついて理解できたところにある。

一応論語に関するものについても↓

上にリンクした本は、論語本文(孔子の考え)を直球で説明する内容ではないのですが、noteで感想を書いたのはこのくらいです。

3点目 〜4つの生き方

P152からの部分。
ここも私にとって得たものが大きかった!

私の過去から形成された記憶を、ここで肯定されたように感じることができた。
もっと言うと、ここを読んで私の心は相当に軽くなった

それはなぜか?

これについてを具体に書いてしまうと、私の過去の記憶を含めた思考の全てを書かなくてはおそらく伝わらないと思うので、ここでは避けることにしたい笑

簡単にだけ書いていくとすれば、4つとはつまり生き方・考え方の「スタンス」の違いが整理されている部分ということである。

自分はここ、あの人はここ。
だから考え方が異なって当たり前なのね、
だからそのように違ってくるのね、
といったことを客観的に認識することができたのである。

むすびに

意外と終盤は、ポスト資本主義的な内容に感じたのは私だけでしょうか。
その意味でも、実に面白い内容でした!

ポスト資本主義としては、参考にいくつか↓

また、P42の次のめくりにあるアインシュタインの言葉は、初めてみたのだが吹き出してしまいましたw 言い得て妙だと思いました。

最後の最後に、私なりに本書を読む前に立てた仮説と、読んだ後の解釈(私の受け取り)を書いて終わろうと思います。

【仮説】
才能=没頭する力

【解釈】
才能=没頭する力のベクトルの矛先にあるもの
このベクトルを伸ばすためのプロセスが「天才性」

天才性という栄養が、没頭する力というベクトルをどんどん長く太くさせ、その結果として才能が芽を出し花開く。

勝手な解釈で、大変失礼しました・・・
本日も、誠にありがとうございました!

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