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【直江兼続と上杉鷹山】 書評#87

みなさん、いつもお世話になっております!
本日は、私の投稿の軸とする一つ「本」「読書」に関して書かせていただきます。

自己紹介に書いたマイルールを守りながら、私の大好きな本について書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!

今回は、タイトル通り直江兼続と上杉鷹山についてですw
好きな人物について、一緒両得で読むことができました!!

ヘッダーは、福島太郎さんの作品を使わせていただきました!

これは、上杉鷹山の銅像ですよね!
ドストライクの作品!
迷わず使わせていただきました〜〜♪

ありがとうございます!!


目次


基本情報

渡辺 誠(著)
学習研究社 出版
2009年9月17日 第1刷発行

全220ページ
読書所要期間7日

購入先

本書ももちろんバリューブックスさんです!!
社会への貢献具合が半端ない!!
いつもありがとうございます!!

私が本書に出会うきっかけ

私は、タイトルにあるご両人が好きである。
これまで、それぞれの個人に関するものを読んできたが、両人が同時にタイトルになっているものを発見するやいなや、購入ボタンを押していた。

私の大好きな歴史の人物の共演!!

買う瞬間、とてつもなく楽しみだった記憶があるw

この本の本質

資本主義と言われる現代社会に埋没しかけた人間の誠実さ前向きさといった「魂」ともいうべきもののこもった仕事の仕方について、時代を隔てたそれぞれの危機状態の中で発揮されたこの二人の仕事ぶりから垣間見える共通点と特徴を紐解きながら、現代人に伝えようとするものである。

私が感じたこと

1点目 〜学問は治国の根元

これは、上杉鷹山の持つ堅い信念であるとされている。
これに基づく強いリーダーシップが彼を有名にしている。

一方の直江兼続も、好学の武将として有名である。
両人は、時を隔てているが、同じ家(上杉家)の所属である。

彼らの共通点と言うべきか、上杉家におけるキーワード(モットー的なこと)と言うべきことなのかはわからないが、とにかく両人が「学問」に通じているということである。

しかし、「学問」に通じるというキーワードを持ちながらも、その性質というか、向き合い方については趣が異なると言える。

まず直江は、師に教えを受け、書から学ぶというよりも実践から物事を身につけて学んでいくというスタイル。

一方の鷹山は、師に教えを受け、中国古典から徹底的に物事を学ぶ中から自分の道を見出していくスタイル。

誤解を恐れず中国古典についてもっとえ言えば、儒教ベースで例えるならば、直江が陽明学的思考スタイルで、鷹山が朱子学的思考スタイルとでもいう様な、実践派か座学派かみたいな、私にとってはそんな理解をしている。
同じ儒教というカテゴリーの中でも、少し毛色が違う特徴的なスタイルがあるという、そんな私のイメージからそう感じる。

※あくまでも、素人の浅い理解であるため、何か誤解や失礼を招くようであればお詫びしたい。

何が言いたいかというと、同じ「学問」好きでも、その学問に対するアプローチが異なる、そして実践に向かうアプローチが異なるという点に面白さ、興味深さを感じるということである。

むすびに

本書は、二人の偉大なリーダーを取り上げたものである。
二人の全てについてを一冊の中に細かくまとめるには、相当な紙幅を要する。
ゆえに、本書は主に二人に通底する部分と、これらに関連する部分のみに限定したという印象を持つ。

わずか220ページで、稀有な二人の人生をこれほど簡潔にまとめてくれた著者に感謝したい。


以上です。

私が鷹山を好きになったエピソードに関する深い話が出てきました。
それを知ることができただけでも読んだ価値があるのですが、二人の似て非なる考え方を知ることができたのが、最も大きな価値だった気がします。

令和6年能登半島地震を受け、しばらく通常の投稿を自粛していましたが、本日から再開しました。
行為した大災害などピンチの時は、こうした強いリーダーリップが必要な時と言えるでしょう。

各お立場で存在するリーダーの皆さん、そして、そのリーダーの導きにより復旧・復興を目指す皆さんに心からエールを送りたいと思います。

ありがとうございました!!

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