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【読書感想文:How to Become a Straight-A Student (Cal Newport)・緒言&結言】This is about so much more than just grades(p.214)

How to Become a Straight-A Student(Cal Newport, ThreeRiversPress, 2006)の緒言&結言を読みました。以下、本書の引用は「*」で表します。

この2章を読んだ感想として、本書は

本書に書いてあることをそのまま鵜呑みにするんじゃなくて、自分用にアレンジして、自分に合ったより良い学習方法を見つけてね!「ためし続けること」。それが効率的に成績を上げるコツ。

本書の効率化で時間をコントロールできるようになれば、人生をより充実させることができる。

と言いたいのかなと思いました。

特に印象に残った文章があります。

By mastering the skills in this book you are, in effect, taking control of your own young life. You are declaring to the world that you’re not at college just because it seemed like the thing to do; instead, you’re there to master new areas of knowledge, expand your mental abilities, and have some fun in the process.

*, p. 214

自分が若い時を考えても、高校から、全く違う大学に入学し、課題やらレポートやら訳の分からんことをいきなりやることになり、それについていくだけで精一杯だった記憶が残っています。

昨今の大学の位置づけとして、「大学くらい出るものだ」というものがありますが、この風潮が若者の勉強意欲を削いでいると実感しています。

引用に書いてあるように、学生が興味を持って

「新しい分野の知識をつけ、精神的に強くなり、大学生活をとおした自己成長を楽しむ」

ということが、欠落しがちな現代と思います。

レポートを徹夜で書いて授業中居眠りをする学生(本書に書いてある通りの「非効率な」学生)を見て、本当にそう思いました。

早いうちから、このようなことを学生に伝え、大学生活の毎日が自己成長で満ちた環境とつくりたい。そう思った次第です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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