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【詩】冬、午前

 冬、午前。
 天気は曇り。

 散歩途中、大通り沿いにある、
 老舗の喫茶店に少し寄り道。

 濃い白色の空の下、
 アメリカンコーヒー、もちろんホットで。

 裸の木々が並ぶ歩道には、
 灰色のユニフォームたちが走っている。

 彼等は寒さを偽り、
 夢に向かって走っている。

 吐かれた白い息。
 天に昇り、一瞬で見えなくなった。

 濃い白色の空の下、
 僕等は冬の景色の一部となった。

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