【詩】迷子
僕は人生の迷子。
広い街で迷っている。
誘惑や欲望、
目を背けたくなる出来事。
この街じゃ生きようが死のうが何でも有りさ。
もう何人も目の前で死んじまったよ。
僕は握りしめたのは、
1本のペンだけ。
威力の強い拳銃でも、
綺麗な刀身の日本刀でも無い。
僕は人生の迷子。
この街でただ一人。
雑踏に紛れた宝石は、
本当に僕に力をくれるか?
僕の探す仲間も、
財産も濃霧の中なのか?
汚れたブーツで踏みしめる、
アスファルトはボコボコしている。
何処か血生臭い混沌に、
僕は深呼吸した。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?