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INDEPENDENTS 参加店⑨ Hello Andy!!

Hello Andy! ! オーナー・店主 木村 崇

イラスト by sundayseaside

プロフィール

きむら たかし・1974年生まれ。つがる市木造出身。進学で東京へ。
1990年代中盤を東京で過ごす。大手眼鏡販売会社へ就職し、転勤で函館・盛岡・札幌にて生活。2022年7月「Hello Andy!! 」オープン。
“メガネをとおしてすばらしいものが視えてくる SEE THE SPECTACUL THROUGH THE SPECTACLES ”をコンセプトとする。

イラスト by sundayseaside


「自分の成長には嘘つけないからやっぱり今で良かった。」

小学校の頃から〝かっこいい伯父さん〟が聞いていたスティーヴィ・ーワンダーや山下達郎を隠れて聴いていた少年時代。

「伯父さんは単純にかっこよかった。ちっちゃい頃からタイプ1のビートルに乗せられて、釣りや色んな遊びに連れてってくれていた。自分のおしゃれに対するかっこいいものってこういうことだよな、って教えてくれたのは、伯父さんや少し上の世代。」


高校卒業後は、伯父さんが接骨院の仕事をしていた影響もあり、東京の接骨院の専門学校へ。
昼間は接骨院で仕事しながら、夜は渋谷の学校に通っていた。ファッションに興味はあったが、ファッションの道ではなく眼鏡屋さんになったのは、接骨院での経験が影響しているという。

「接骨院の場合、悩みや痛みを感じているお客様、患者さんが来る。ファッション的な部分だけじゃなく、身体的な悩みを解決できるという面白さみたいなのが繋がって、眼鏡がピンときた。ちょっと役に立てるっていう部分がないと、やりがいを見いだせないというか…。それに、親にもちゃんと役に立てる仕事なんだよって説得したかったのは正直あったかもしれない。」


1999年から眼鏡の会社に勤務。
「結婚が早かったのもあって、やっぱり生活することを優先でサラリーマンを選んで、ずっとやってきた。」

起業をする転機となったのが、単身赴任だったという。
「最初から独立意欲があったわけではなかった。独りでいると、考える時間も長くなるし、違う街で色んな人と知り合って、ただ歩いているだけでも思考が巡るんですよね。自分は何が好きだったとか。」


2022年7月に『Hello Andy!!』をオープン。
店名は、本棚のコレクションである1994年東京時代に買ったSTUDIO VOICEの特集〜Hello! Andy 僕らはウォーホルの作品世界に生きている〜から。

「確固たるゴールはここだ!って走ってきたかっていうとそうじゃない。割とぼんやり進んできて、ようやく今がある。48歳からの独立は、スタートとしては多分早くないんですよ。早くはないはずなんだけど、自分の成長度合いからすると多分今がちょうどいい。自分の成長には嘘つけないからやっぱり今で良かった。」と今までの道のりを振り返る。


小さい頃の伯父さんの影響、90年代の東京の空気感、サラリーマン時代の経験、それが今『Hello Andy!!』として表現されている。おばあちゃん世代にも幅広くフィットする接客の木村さん。ウォーホルのように大衆に伝わる形で支持されるお店になっていきたいという。

(文・写真 三上 未夢)


Hello Andy!! の応募景品

Hello Andy!!で使える税込20,000円の商品券(10名様)

スタンプラリー参加方法は↓


Hello Andy!! 基本情報

小さな眼鏡のセレクトショップ
デザイナーブランドやヴィンテージアイテムと共に
リーズナブルな眼鏡もラインナップされている


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