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藍の沼ー藍オタクの藍トピック

藍染めの歴史・効能・応用方法を調査・検証しているうちに、脱出不可能なほどハマってしまった藍の沼。この甘美な沼は、歴史や自然科学の思わぬ発見に満ちています。溺れながらもがきながら深… もっと読む
他では書けない藍の専門的な(というかオタクな)記事をここにまとめています。
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記事一覧

「インド藍」は染料か植物か

 特に気にしたことのなかったことが、突然気になり出しました。気の向くままに調査してみまし…

藍染にタデアイの茎が役にたつ

 タデアイの中でインジカン(藍色に発色する前の成分)を含んでいない部位として、蒅(すくも…

藍で白髪染め

 あっ!髪も藍色なんですね、青い!!と言われることがあります。  はい、いろんな実験を我…

阿波の藍ビジネスはシステマチックだった

 noteでアカウントを作って記事を書くようになってからずっと、「藍染め 儲かる」「藍染め …

顔料にも染料にもなる藍

 天然の藍があり、合成の藍も登場し、顔良の状態でも流通しているし、染料の状態でも手に入る…

紺紙(藍染めの和紙)はどうやって作った?

 紺紙金泥経(こんしきんでいきょう)という文化財があります。紺紙とは、和紙を藍で染めたも…

軍事産業でもあった蒅づくり

 いろんな思惑があったのだろうなと思われる、藍の歴史の「ある側面」からの考察です。明治維新前後、なぜ日本は列強諸国に侵略されなかったのか、もしかしたらその根拠の一つを蒅が握っているかもしれません。  蒅作りの副産物が、火薬を作るために必要な希少原料だったからです。藍の歴史の沼がここにありそうです。

江戸時代に藍染が広まった理由を深めに掘る

 「木綿の普及に伴い」木綿によく染まる藍も一般化した、という通説の底にある事情について、…

藍染めと灰

 もうそもそも日々の暮らしに灰が存在しないという苦境。ご先祖様たちは想像もしたことがない…

藍(タデアイ)と芽胞菌

とんでもない目にあいましたが、大事な発見でした。

ガラパゴス化している日本の藍染め

日本の藍染めは良くも悪くも独特なんだなと感じているこの頃です。