Netflix映画おすすめ【ただ映画を見る】名画座インコさん vol.16
個展の作品発送で1日がすぎてゆく中、ドラマと並行してこちらの2作品を。
「ルイの9番目の人生」
netflixで「ルイの9番目の人生」を。
— インコさん（リタ・ジェイ） (@rita_jay) August 7, 2020
事故頻発の少年が昏睡状態となり、夢の世界で人生を振り返りつつ、少年が眠っている「現世」では……
ビジュアルの雰囲気はない。「明らかにあやしい人がそのままあやしい」という驚きと、少年が基本「昏睡バンザイ」と言ってはばからないので、漂う不思議な味わい pic.twitter.com/OV9SJMoS4Z
「わたしは、ダニエル・ブレイク」
netflixで「わたしは、ダニエル・ブレイク」を。
— インコさん（リタ・ジェイ） (@rita_jay) August 7, 2020
持病を抱える大工が国の支援を受けようとするも……。
もう泣くしかない映画。ケン・ローチ作品の「心優しさと報われなさ」の強度は本当にすごい。いわゆる「胸糞作品」との違いはどこか。登場人物が「尊厳」を明確に持っているかどうかなのかな。必見 pic.twitter.com/dzO9DpxK6R
なんといっても「わたしは、ダニエル・ブレイク」。
役所の対応につらさをおぼえつつ、カタルシスはないまま物語は進む。
しかし、それ以外の人間同士の暖かなやり取りで主人公ダニエルの幸福を祈りつつ観る。
特に力のなさそうなアパートの住民の「困ったことがあったら力になるよ」がなんと沁みることか。
なかなか状況は変わらない。が、これが言える人間にならねばと思う。意識しないと出てこない言葉の時点で自分は足りていないのだが。せめて自覚を。
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