「被害者」で居ない為に
私は生後半年で保育園に居た。
両親は共働きで、同居する祖父が送り迎えしてくれていた。
厳しい父だった。歩き方一つ怒られていた。体罰も受けていた。
母は私の味方は絶対してくれなかった。
祖父と父はいつも怒鳴り合っていた。
いつも1人で留守番していた。
5歳になると、私の「本当」の両親は保育園のお友達の両親だと思い込んだ。
父は私を「気持ち悪い」「悪魔」と言っていた。
7歳で弟が産まれた。忙しい母に代わって弟のお世話〜保育園〜寝かしつけ〜家事をやっていた。「ソレ」をやらないと「お友達とは遊んでは行けなかった。」
成績は良く、幾度も賞を貰ってきた。両親は決して誉めてはくれなかった。「まぐれ」だと。
いつからか、飲酒し始めた。
気楽になった。
だけど、パニック障害になった。
怖くていつもウィスキーを鞄に忍ばせていた。
沢山自分の身体を傷つけて来た。安心した。
自殺未遂も何度もした。何度も生き返った。
付き合った男は皆んなDVやモラハラやストーカーだった。
39歳でまた彼氏が出来た。愛してくる。
40歳になった。
「逃げるな」と自分に暗示を掛け始めた。
お酒から別れ始めた。悲しみにとことん付き合い始めた。風俗も辞めた。嘘を吐かなくて良くなった。甘えても怒られ無くなった。
「本音」を言い始めた…。
「蛇」は何処だ…?!
狡猾な女より…。
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