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手段の弱点から目的を作る

「こどもイノベーター塾」の「ミッション6:現場に残された箱、あけますか?あけませんか?」に、集まってくれた小学生のみなさんと一緒に挑戦しました。

今回は、あっちにしようか、こっちにしようとかという悩みを整理して解決するための対立解消ツールである「クラウド」を使いました。

実は、今回、新しい発見があったんです。
このツール、ブログを書いている私自身は10年以上使っているので、慣れ親しんだ、良く知っているツールなのにも関わらず、です。

生徒の一人が、「クラウドの手段には弱点が存在している」っていうんです。そして、「弱点があればそれを打ち消すような目的を書けばいい」とも言っていました。

言葉の意味はよく分からないかもしれませんが、とにかく深い考察をしていることが伝わればと思います。

種明かしをしましょう。
「アリとキリギリス」の話にでてくる、キリギリス。
夏の間遊んでいて、冬になったら食べ物がない。そうして飢え死にしそうになった。
一行でかけば、こんな話です。

さて、また夏がやってきました。
働く? 働かない?
生徒の一人が、どちらの手段にも「弱点」があるっていうんですよ。

・働くことの弱点は、毎日楽しく過ごすことができないということ
・働かないことの弱点は、冬に備えることができないということ

つまり目的は、
・毎日楽しく過ごすこと
・冬に備えること
これを両立することだというんです。

なるほど~、弱点か~。
弱点という言葉でクラウドの図を理解したのは初めてでした。

さらにさらに、自分が最初に思っていたのとは、違う考え方があるということに気が付くこともできました。

働くと、毎日楽しくすごすのがむずかしいよねぇ?
みんなうなづきます。
どうしてだろう?
働くと、休む暇がないから。
1人が答えます。
じゃあ、働いても、休む暇がたっぷりあるようにしたよいよね?
どうしたらいいかな?
自動で食料が育って、ちょっとだけ見てあげればよい。
こんな意見がでてきます。

働かないと、冬に備えるのが難しいよね?
みんなうなづきます。
どうしてだろう?
食料に困ってヘトヘトになってしまうから
じゃあ、冬に食料に困らなければいいよね?
どうしたらいいかな?
冬でも暖かくて食料が取れる場所を作る
こんな意見がでてきます。

最初は、解決策なんかなかったんです。
「アリとキリギリス」を読んだほとんどの人って、
「将来、困らないように、ちゃんと夏の間に働いておきましょうね」
という教訓を学ぶのではないでしょうか?

「将来、困らないように、○○しておく」
って、今を犠牲にしていませんか?
つまり、弱点があるやり方なんです。

一度しかない人生で、本当にそれでよいのだろうか?と思うことは
子どもだって、大人だってあると思います。

そんな悩みを解決できるプロセスを学べるのが「子どもイノベーター塾」です。
生徒のみなさんが、今度は自分の問題を解消して宿題として持ってきます。
本当に楽しみです。

見学・体験会などのお問い合わせは随時受け付けております。
ホームページ
https://www.kodomo-innovator.com/
体験会申込みは、ホームページをご覧ください。

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