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最高の休息を手に入れるために瞑想をやってみた。

先日、瞑想の体験会に行ってきました。

以前「最高の休息法」という本を読んだのですが、休息と脳は密接に関係しているらしいのです。
脳の回路の60〜80%はいつも働き続けているようで、ぼーっとしていても脳はどんどんと疲れていくのだそう。
「何もしてないのに、何故か疲れがとれない」という人は、この脳の回路が過剰に動いているのを許してしまっているとのこと。その脳の回路を休めるためには瞑想がいいと書いてあったのです。

私は子供の頃からどれだけ寝ても基本的に体がダルく、起きたくても起き上がれないこともしばしばありました。病院に行って検査を受けてもなんら異常はないようで、ダルさの原因がわからずここまできてしまったのです。
私の気力が足りないせいかもなぁとずっと思っていたのですが、もしかしたら脳が休まってないのかも…と考え、見様見真似で瞑想をしてみました。

が、これがどうにもうまくいかない。雑念だらけで30秒も続けられないのです。

頭をからっぽにするって本当に難しい。
私たちは普段いろんな情報の中で生きていて、基本的に何かを考えて選択していますよね。それに加えて将来の不安もあるし過去のトラウマもあるときたもんだ。何も考えずに呼吸だけに集中!と急に言われても、私にとっては非常に難易度が高かったのです。

何かコツとかあるのかなぁと思っていたら、なんと瞑想の体験会があるではないか…!
こういう時だけやたら行動力のある私は、ヒントになることがあるかもしれないと早速予約をしてみたのであります。

ちなみに私はこの本を読むまで瞑想は宗教的なものを感じるワードでした。もしくはヨガのあとにやる「あのなんとも言えない時間」というくらいの認識。しかし瞑想自体は科学的に根拠があるというもの。なんてったってスティーブ・ジョブズもやっていた。私もジョブズになりたい。期待に胸を膨らませて当日を迎えたのでございます。




当日。
私が受講したのは海外の先生が考案した瞑想のメソッドだったのですが、そのメソッドに感銘を受けた方々が講師でした。
いろんな説明と共に、講師の方々がこの瞑想メソッドによってとても救われたというエピソードをお話ししてくれる場面がありました。

話しを要約すると、皆さん当時やっていた仕事が本当に辛く、仕事がてっぺん越えることが2ヶ月続いて心身共にボロボロ。上司からのパワハラがひどい。仕事が激務で過呼吸になった。等々。なかなか過酷な労働をしていたようでした。
その後仕事を辞め、瞑想メソッドに出会い、みるみる思考がリセットされポジティブなマインドになり、人生が大きく変わったのだそう。

瞑想ってすごいなぁと思うのと同時に、「それは瞑想のおかげというよりも過酷な労働環境から離れられたからなのでは…」と思ってしまった自分がいました。

キラキラとしたお話しを聞けば聞くほど、自分の中の闇が墨のように濃くなっていくのを感じたのです。

私は「弱ってる時に縋ったもの」にすごく不信感を感じてしまうところがあります。それこそ、そこに神の存在を感じてしまうことがある。依存性が高く刷り込まれやすい。そう、あの失恋後の弱った時に近ずいてくる男たちのよう
基本的に自分が弱ってる時に近づいてくる男はクソ…ごほん、危険だと思っている私。なんでもいい、誰でもいい、この辛さから救ってくれるならというマインドになってしまってる時は、誤った選択をしがちだと思っているのです(過去に何があったんだ)


その後にメソッドを考案したという先生の映像が流れ始めました。

きっと皆さんは仕事を辞めたあと、まだメンタルが安定してない時に瞑想に出会って、少しずつ回復していったということなのだと思います。弱ってる時に縋ったというよりも、前を向くきっかけをくれたものだったのだろうなぁと。それは決して私のようになんでもいい精神の誤った選択などではなく、人生の転機だったのだろうと思うのです。

ありがたいお言葉を言っている先生の指に光る、ルビーやエメラルドのキンキラキンのでかい指輪をぼんやりと眺めながら「いくらなんだろうな」と考えていた雑念だらけの私なのでございました。


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