見出し画像

統合失調症になった初めの数年間は、人が私に悪さをしているのだと思っていた

 ☆☆☆
 特定の個人、団体、組織を誹謗中傷する意図は全く無いことを念頭にお読みください。また、一統合失調症患者の記事に過ぎないことを前提にしてお読みください。
 ☆☆☆

 ツイッターでこんなことをつぶやいた。

 「佐藤優さんとサシでカフェで対談することがあって、その時にめちゃくちゃ怒られて「お前みたいな失礼な奴は作家には絶対になれない」と言われたけどサインもらって「名前は井上和音でお願いします」と言った後に集団ストーカーが起こったから最初は創価学会が絡んでると本気で思ってた」

 「統合失調症の機器類の不可思議な現象や幻聴や集団ストーカー、就職出来ないなどの全ての現象は
 他人からの犯罪:10%
 病気:90%
 神的な何かが起こっている:0%
 閲覧用:0%
 (10票)
 残り23時間」

☆☆☆

 地元の本屋で「プーチンの野望 (潮新書)」作者:佐藤優、の本が山積みにされていて、なんとなく佐藤優氏と一対一で対談したことを思い出した。それで、こんなツイートをしてしまった。

 統合失調症になった初期の頃は、いきなり警察に連行されるし、閉鎖病棟の隔離室に完全隔離で1週間閉じ込められたし、閉鎖病棟で発達障害の薬ももらえず、大変きつい中で3ヶ月を無理やり過ごす羽目になった。大学四年生の頃で就活をしていた時期だった。何度も言うが、発達障害の薬、コンサータさえ飲んでいれば普通に働けていたと思うし、憧れの東京暮らしを目指して頑張っていた。それが強制的な入院により、大学の留年が決定し、コンサータも貰えなくなった状態で、大学を辞める決断をした。

 ある意味で、親が敷いてくれた「普通」へのルートを、統合失調症により完全にへし折られた状態になってしまった。

 入院する前の統合失調症陽性期には、集団ストーカーもあったし、もう世界が意味がわからない方向へと変わっていったと思っていた。偶然にも佐藤優氏との対談のあとだったので、《《人が私に何かをしている、》》と本気で思い込み、色々調べて佐藤氏が創価学会と繋がりがあると知ってから、創価学会による集団ストーカーや嫌がらせが起きたのではないかと思い込んでいた。

 いきなり不幸に陥った私は「これは何かのテストだ」と脳内の報酬系に暗示をかけるしか、統合失調症の日々を送ることは困難に近かった。

 統合失調症は治らない。今は、《《神さまが何かをしていた》》という結論に至っている。そうしなければ、人が攻撃していると思い込んでしまい、本当に事件を起こしてしまう可能性があるからだ。ツイッターでのアンケートでは0%だったが。

 今は、コンサータも処方されて、なんとかパートタイマーの仕事をのらりくらりと続けている。仕事をしているが、賃金が低いのとフルタイムではないのと、休日が多いのと、色々と組み合わさって、一人では生活できない状況に追い込まれている。

 ただ、言えることは、コンサータも貰えるようになって、趣味の書き物を続ける時間も貰えて、今のところは充実している。しかし、この現実が続かないことも知っている。いずれは一人で生きなくてはいけないし、仕事に人生を捧げることになる、普通の人と同じ運命を辿るであろうことは分かっている。統合失調症は初めは苦しかったが、コンサータを飲んで普通に生きていれば、特になんの問題も無い。病気になる前と比べて、かなりのことを諦めたから、問題がないことだけに満足しているような気もする。

この生活が続かないことも知っている。

この記事が参加している募集

振り返りnote

よろしければサポートをお願いします。