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からだのしくみ-疲労骨折から2年が経ちました-

みなさん、こんばんは!最近は暑さも落ち着きましたね。🌛🌌


(前置きが長いので、飛ばしたい人は目次から飛んでください。笑)

私も、スペインでは長袖を着るようになりました。

寒いのは嫌いです。だけど、冬は無限に走れる気がするで、

嫌いではありません。

好きなのか、嫌いなのかはっきりしませんね。

スペインでは、試合の前日がオフという習慣があるそうです。

日曜日に試合があると、土曜日はオフになります。

私は、前日に全く身体を動かさないことはできないので、

外で5〜6キロの有酸素を入れると、

「やっぱりお前は頭がおかしい!!=loca」

と言われます。(loca=creasy )クレイジーだ!みたいな?

オフの日に、有酸素を入れると

「長袖で走る!?スペイン人は今シエスタ(お昼寝タイム)だよ!」

という絶賛、文化の壁にぶつかっております。

言葉や考え方、サッカーでの闘い方、

様々なことに

違いを感じる毎日ですが、

自分らしくいること、

環境に適応させること

これらを上手く線引きしないと、

自分がいなくなりそうです。


例えば、日常でポテトチップスを食べるスペイン人がいて、

それを理由に、「日本では食べなかったのに、スペインに来たら(常食が)当たり前になっちゃったんだよね〜」

とか。

こっちに来る日本のときより、

健康なんて気にしなくなったよ。

なーんて話があったり。

私はポテトチップスを食べることがいけないとは思ってはいませんが、

(その場で揚げて、さっと塩をかけもらえる場所もあるらしい!)

スペインに来てからは、

むしろ線引きの面白さに気づくことができています。

例えば、少し大きいスーパーに行くと、

「BIO」というオーガニック製品のものが陳列されています。

また、「SIN GLUTEN」(=グルテンフリー)も日常に溶け込んでいる印象があります。

要するに、
スペインでは自分で選択できる環境が整っているということ。

だから、今の自分に何が必要なのか、

選択肢がある中で、

自分がその選択を繰り返しているだけの話なんだなと思います。

そもそも、日本よりスペインは農薬や添加物の規定は厳しいので、

変なことさえしなければ、

安全性が高いのではないか。

とも思っています。

長くなりましたが、何をするかは自分次第!

栄養も、コンディションも😌

みんな動かないから、

私も動かなくていいかな。

みんな気にせず食べているから、

私も食べていいかな。

と考えるよりも、

「今の私に必要なことって何?」

を考えて選択する。

今の私にとってこれが最適なのかな〜と

考えています😌


なんと、前置きで1000字も使ってしましたが!!!

ここから本題に入りたいと思います。


疲労骨折を経て2年が経ちました


2年前の10月17日、

育成リーグという準公式戦に出場したのが、

5度目の疲労骨折をしてからの復帰戦でした。

早稲田大学所沢キャンパスってすごいんですよ。

大学の中にMRIあるんです。

色々な意味でびっくり仰天。

ということで、

怪我した時はそこでMRIを撮り、

後日、診察を受けることもありました。

2年前の10月18日に最後の診察を受けて、
チームに完全合流をしました。


という過去があり、先日シャワーを浴びながら、

「あれ、今日って疲労骨折してから2年経ったんじゃない?」

と、ふと思い出しました。

''2年間大きな怪我なく、長期離脱をせずにサッカーができている’’

10月17日は、私にとって大きな幸せを感じる日であって、また一つ自信に繋がる日なのです。




サッカー選手として大切なこと


「サッカー選手として大切なことの1つは怪我をしない選手でいることだと思うよ。」

偉大な先輩から言われたことがあります。

例えば、怪我持ちの選手を契約するのに、チームはリスクを伴うこと、

怪我をしやすい選手は安定して使えないと思わせてしまうこと、

プロ、日本代表、海外での活躍をされている方からのアドバイスは

やはり一つ一つの言葉に重さを与えてくれます。

だから、怪我をしないという印象を持たせることはサッカー選手として

とても大切。

なるほどな〜と。

長いシーズンを乗り越えていく中で、

個人としてもチームとしても

技術、戦術、スキルを積み上げていく中で、


ピッチに立ち続ける資格を有すること。


それが、身技体を整える意味だと思います。

試合に出ることが、一番成長するしね。




怪我を減らすために取り組んでいること


このnoteでは、栄養、運動等の様々な習慣について書いてあります。

今回は、筋肉について触れていきたいと思います。

私が、筋肉に対する考え方がカラッと変わった概念について。


使える筋肉を増やせ。

でも、ありきたりな筋肉は使うな。

脳からの伝達は骨を通せ。

そして、骨を動かせ。

筋肉はあくまでも脳からの伝達を潤滑にするものだ。


この概念に出会ったとき、

超絶何を言っているのか、分かりませんでした。

噛み砕いてみます。

筋肉だけを使うのではなく、

骨を正しい位置に置いて、正しく使う。

みなさんは、スポーツ選手がインナーマッスル(いわゆる体幹と呼ばれるもの)が大切なことはご存知ですか?

インナーマッスルを使う時に、周囲の固く縮こまった筋肉が邪魔をしていないか。特に、鍛えがちな表層筋(アウターマッスル)。身体の中にある深層筋(インナーマッスル)を使えるようになるためにも、まずはこの表層筋(アウターマッスル)の弛緩は必要になります。

分かりやすく例にしてみます。

池の表面が凍っていて、固く分厚い氷ができていたら。
中にある水を触ることも、動かすこともできません。

身体の芯にある骨を動かすには、まずは外側の筋肉(腹筋や背筋)の弛緩が必要、身体の動きを滑らかにするために、内側の硬さも取り除こう。ということです。

(骨って筋肉より内側にあるから身体の芯と呼んでいます!そんで内側の筋肉で重要なのは、腸骨筋と大腸筋!)

身体の芯にある骨を動かすことは、骨格筋とも呼ばれる深層筋(インナーマッスル)を自然と鍛えることにつながります。これがいわゆる体幹トレーニングです。

そう。インナーマッスルって固めるものではなく、使うものなんです。

では、筋肉って硬いと使えないの?そう気づいてくれましたか?



筋肉の硬さが及ぼすもの


1つ目、可動域の制限

骨を動かす際に曲げる、伸ばすといった動作を行うと思います。

例えば、屈伸運動。

膝や肘を伸ばしたり曲げたりすること。

この時に重要な役割を担っているのが関節。

では、関節を改めて説明していますので、どうぞ。

関節(かんせつ)とはふたつの骨がしっかりつながっている部分のことです。 関節によって、骨はさまざまな動きが可能になります。 球状(きゅうじょう)の部分がくぼみにおさまった形になっているため、腕(うで)を上下、前後とあらゆる方向に動かすことができます。

中外製薬より




(中外製薬さん、めちゃくちゃ分かりやすいやん!)


要するに、関節を使ってあらゆる骨を動かしますが、

中ある滑液と表面を覆う筋肉がポイントとなるわけです。

関節を動かす際に、伸び縮み出来ない筋肉が

関節付近にこべりついていたら。

自由に動かすことはできるでしょうか?

そしてこの画像をもう一度ご覧ください。

靭帯とは骨と骨をくっつけるためのテープのようなものです。

関節の可動域を制限した筋肉が関節周りにくっついている場合。

サッカー中、脳からは足を伸ばせ!はい!次は着地!!

といった司令が身体に伝達される。

その時に、司令に従った動作、今の自分の身体ができる動作(制限がかかっている)部分にギャップが生まれて、靭帯損傷が起きてしまっているのかな。

と考えています。

だから、怪我をしないためにも筋肉の弛緩は必要だと思います。



2つ目、酸欠が起きている

筋肉の働きとして、強い衝撃が与えられたとき、固めて守るという現象が起こります。

なぜなら、それは筋肉自体に損傷を追いたくないから。

また、内側にある骨を損傷から守るために、人間は反射的に体を固めるのです。

その時に、筋肉は縮めるという動作をします。

サッカー中、強い衝撃が走る時、(シュート、ヘディング、シュートブロック、スライディングなど)あなたは出力させていませんか?

その動作も、筋肉を縮める働きです。意外と無意識ですよね〜。わかる。

サッカー中には、このように反射的に筋肉を縮めてしまうことがあります。

筋肉が縮まって起きる現象とは、何なのか。

それが、筋肉の拘縮における身体の中の酸欠です。

筋肉が固まることで、血管を圧迫し血流を滞らせます。

血液は全身に酸素を運んでいるため、滞りなく全身にめぐらせる必要があります。

どこかの筋肉が酷く固まっているせいで、
酸素が供給出来ない場合、

これが痛み(ブラジキニン)として分泌されます。

筋肉の痛みはこのパターンが多いです。

また、私の場合だと、脛や中足骨の疲労骨折。

末端まで酸素が供給されておらず、折れる。といったことに繋がっているのだと考えています。

また、表面のアウターマッスルが硬い私は、
インナーマッスルの大腰筋、大腸筋の硬さを取り除くことができませんでした。

(外が硬いと中は触ることができない)

大腰筋、大腸筋がとっても大切なのは、、、
たくさんの血液がここにあるから。

この筋肉が硬く縮こまってしまうと、

体全体に酸欠を起こしやすいということになる。

大腰筋、大腸筋は表面の筋肉ではない。

身体の奥にある。

だから、これらを緩める必要があって、そのためには表面から緩めないといけない。

どうやって対応していくのか


私は、怪我を繰りかえしているときは

表面の筋肉がガッチガチの状態だったので、

この話を聞いた時には、

「ああ、もう原因これしかない。」

と素直に受け入れました。

そして、筋肉を緩める筋肉チューニングを取り入れ始めたのです。

筋肉チューニングとは、

今ある筋肉を緩めるための手法です。

そして、ローマは一日にしてならずのように、

このメソッドに伴って

コツコツと自分の身体に向き合い始めました。

UROOMに行き、

セラピストさんに身体を客観的に評価していただきます。

専門的に扱っている方々のお話は聴くだけでも、自分に大きな財産を与えてくださりました。そして、選手と向き合い続けてくれる姿勢から、もっと頑張ろうと思わせてくれます。


そして何より大切なのが、自分自身で評価すること。

自分で氣づくこと。

朝起きた時の状態。

トレーニング前の身体の状態、

トレーニング後の身体の状態、

就寝前の身体の状態。

どんな時でも自分の身体に耳を澄ませます。

そして、セルフで筋肉チューニング

(筋肉を緩めること)継続していきます。



これが、私の中で大切にしていること、

習慣の一つです。

今、私はスペインにいるため、

10ヶ月間はチューニングを受けることができません。

そのような中でも、

自分自身でやらなければならないことを整理し、

身体と向き合います。

トレーニング1.5時間前の身体操作も継続していきます。

就寝前の30分セルフケアも続けていきます。

私たちサッカー選手にとって身体は資本です。

怪我をしないサッカー選手になるためにも、

毎日、試行錯誤を繰り返します。



もし、日本にいて、筋肉チューニングについてもっと知りたい方や、身体操作トレーニング、繰り返す怪我に悩まされている方がいたら気軽に連絡してください!!

私は、国を超えても、選手がサッカーを愉しめる環境を日本で作り出したいです。

みんなで頑張ろう!!✊






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