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「走りが苦手」。マフェトン理論でトレーニングしませんか?

こんにちは!
なかなか投稿ができずにいました。

井上萌です。

先に、最近私が成長したな〜と思うことを述べてみますね。

「嫌なこと、苦手なこと、もやもやする負の感情も大切じゃない?」

ボードにある磁石の色。

私のチームにおけるポジション。

スタメンか、ベンチか、もしくはベンチ外か。

毎日頑張っているはずなのに報われないだとか。

こんな気持ちに駆られていた学生スポーツとも
一区切りをし、

OGとして、ア女に参加させてもらうと

緊張することも、
プレッシャーに感じることも少なくなります。

というか、ほぼありません。

呑気にサッカーしていると
言ったら良いのでしょうか。

いや、真剣に楽しんでいるわ。

過度な緊張感がない、

私の中で、張り付けている心の糸が、

少し緩みを帯びているような。


苦手な感情と向き合わなくていいと、楽です。

わざわざ、自分の弱いところと向き合わなくても良いので。

ただ、その対価となる高揚感。

熱烈なサッカー愛、探究心、パッション

といったものはほとんど感じなくなります。

必死に走った後半43分。

均衡を破った先制点。

味方が雄叫びを上げて、駆け寄る姿。

自分自身も走って輪に入るときもあれば

身体を張ったディフェンス陣とハイタッチしているときも。


あの幸福感、臨場感は、

インカレ、皇后杯が終わってから1度も味わっていません。


ああ、やってて良かったな。

の「やってて」は、前文に述べたことでしょう。


だから、今、少しネガティブな人も。

上手くいかないなと思っている人も。

逃げちゃおうかなって人も。


その壁は必要不可欠で、

超えた先は面白い世界が待っているよ🌍と

お伝えしておきます。

どん底知っている方が、

いざ幸福と感じた時、

大きな振り幅が生まれる。

それが最高に気持ちいい。

だからサッカーをやめられない。

さあ、

自分から逃げずに向き合おう。





さて、前置きが長くなりましたが、

ここからはマフェトン理論について

お話ししていこうと思います。



私が大学3年生の冬、
取り組んだトレーニング理論です。

出来るだけ、細かく書いていきますので

しばしお付き合いください。






走れるようにならないと。


なぜ、マフェトンを取り入れたのか。

理由は、3年生まで、セカンドチームにいたから。

大学リーグにはほとんど絡んでいませんでした。

アンカー(守備的MF)をする上で、同級生がスタメンを張っていました。

とても、ストイックで、キックも上手で、走れる選手。(シャーンだね。)

そして、2個下にはグングン育つ元気っ子ボランチがいました(ほぼ名前だね。)

私はアンカーで出場したかったので、

自分の良さを持ちつつ、

90分走れる選手にならなければなりませんでした。


いやいや、アンカーはどれだけ走らないかが
重要。

ポジショニングよ。


ちょっとだけサッカーを知っている私は

そんな気持ちもありました。

しかし、走らないアンカーを体現するにも、

基礎ベースである走力があることは

必要だと思います。

では、みんながいう走れる選手ってなに?

私は自分の中でこのように定義づけします。

90分、ないしは120分
走ることができる選手とは、

頭・体・心を働かせることができる選手。


サッカーは判断のスポーツです。

何度も目の前に現れてくる「状況」を

即座に判断し、

決断へと変える。

スペインに行ったら、

判断している時間がなく、

ある程度のパターン化を行うことで、目に映った状況から、判断をするのではなく、決断へと繋げることが求められました。

(いわゆる共通認識というもの)

脳にかかる負担も相当高いと思います。

私たちが嬉しいのも、悲しいのも、選択をするのも、

ほとんどは脳が指令を出します。(脊髄反射もあるかもしれません)

だから、走れる選手とは、
足が速いとか、シャトルランが得意とか、

数字で評価することはあっても、

最後はサッカーのパフォーマンスに

変換しないといけないのです。


走らないのは、アンカーとしての手段であって

走れない選手が走らない選択をするのと、

走れる選手が走らない選択をするのは

全くもって異なると思い、

私は走ること向き合いました。


もう一つの想い

3年生でインカレを優勝で飾り、

雪の中、頑張っているみんなをベンチから

見ていました。

日本一の景色は相変わらず、素敵でした。

でも、試合が終わってピッチに立った時、

吉野真央と泣きながら「次は一緒に(ピッチへ)立とうな」と西が丘で約束しました。

泣きながら。

これも

自分の苦手なことと、

真剣に向き合う一つのきっかけです。


マフェトン理論とは何か。

走るためには糖質が必要です。

これは間違っていません。

しかし、ここでは、糖質に偏りすぎたエネルギー供給を見直すことで、

身体の中のエネルギー効率を良くしよう

と言う方法論をマフェトン理論と言います。


「糖代謝→脂質代謝に変えよう」

「有酸素は脂質で走ろう」

「無酸素は糖質で走ろう」

ハイブリッドな私になろう。

これって、サッカーをするにあたって大切なことだなと思ったので、早速始めてみました。


①2週間偏った糖質制限を行うこと

②糖質の代わりに良質な脂質を摂ること

③180の公式で30分ダラダラ走る


この3つが出来ればクリア。

毎日、坂ダッシュ100本走って

クーパー走して

シャトルランをする

ような根性も大切だけど、長くゆっくり走る

サッカー選手に見落としがちな部分とも向き合うことができるので、

私は数いるサッカー選手にマフェトン理論を

お薦めしたい。

どのようなものを食べたら良いのか?

180の公式ってなんだろう?

細かく書いてあるスレッドがあるので、ぜひ参考にしてみてください。


ここにも、記しておきますが、

食べるものは、

脂質+タンパク質が基本です。

ここで、体重を落とすことが目的ではなく、

走力がつくことが目的なので、

カロリーは2000を目標に摂取していました。


脂質は1g, 9キロカロリー、
タンパク質は、1g, 4キロカロリー

自分が1日で脂質を何グラム摂れたのか、

タンパク質をどのくらい摂れたのか、

計算していくことが大切です。

普段、糖質で摂っているカロリーを

全て脂質で摂ることは

普段と異なる食事になってきます。


鯖、ナッツ、アボカドは必需品
お通じを良くするためにサラダで酵素摂取も🥗
Instagramのストーリーによく載せてました


手書き記録①


手書き記録②


食事のカロリーを計算してくれるアプリもありますが、なんたって私はそのアプリに入力、
スマホを使って管理するということが大の苦手なので、いつでもアナログです、、、
(手書き大好き!)

脂質、タンパク質量が一目でわかるように
紙に書いては冷蔵庫に貼る。


180の公式とは、’’心拍数’’の管理

①運動習慣がない人→180-年齢-5
→25歳だとしたら、180-25-5=150
最大心拍が150になるように走る。

② 週4回運動している人→180-年齢

③アスリート→180-年齢+5
→25歳だとしたら、180-25+5=160
最大心拍が160になるように走る。


走る時のペースは心拍数の上がり方として
台形をイメージする。

この日は、1時間弱走ったため、

0〜15分、ゆっくり心拍を上げる
15〜45分、早く走りたい気持ちをグッと抑えて心拍を乱さない
45〜60分、徐々にペースト心拍を下げていく(歩いてもいい)

走りながら、音楽を聴いて、色々な考え事もしちゃったりして。

1人で走っている時間は、自分自身を向き合う時間そのものであって

自分に問い続けていました。

今年、絶対に試合に出よう。上手くなろう、強くなろう。と。



あれ、走るの楽しい。

初日〜3日目、普段とは違う筋肉痛。走っている最中もヘロヘロ。

1週間経つと、すんなり走れる。

10日過ぎると、無限に走れる気がしてきちゃって。

14日目には、今までにない達成感。

走るって氣持ちいいな。

素走りや、タイム走となると、いつも心がどんよりして、

「嫌だなあ、苦手だなあ、入れなかったらどうしよう」

そのような思い出がありましたが、
シンプルに気持ち良さが

勝ってしまって、あ、今シーズンいけるかも。

なーんて、前向きになっちゃうこともありました。

(これも、普段の糖質量とか関係しているんだろうな)



マフェトンが終わった後

少しずつ、糖質を入れていきます。

一食ご飯80グラムからスタート

ここで、食後の眠気など来なければばっちり◎

徐々に身体に糖質を入れていきます。

なんたって、サッカーは無酸素運動と有酸素運動のミックスですからね。

糖質は必須ですよ。でも、脂質も必須。


大っ嫌いなフィジカル測定

始めてyo-yoテストで2000メートル走れた時は

すごく嬉しかったです。
200メートル以上記録が伸びました。

私にとっては、すごいことで、

一緒に計測を手伝ってくれた夏目歩実には

感謝しかありません。

(走っている最中の声かけがあったから走れた説もある)

苦手だと思っていたことが、できたとき。

ああ、私、わたしと向き合っている。

そう実感します。



どう?ルックスも変わった?



マフェトン前
マフェトン後

脚も変わったと思う。余分なものが落ちたというか。

体重も5キロくらい変わった。

でも、キックの飛距離も変わらないし、

筋肉量も変わっていない。

うん、やってよかったと実感。


ぜひ、オフシーズンの2週間、試してみてください。

食事のこと、走る時のコツ、実際どうだったのか

もっともっと細かく知りたいという方は個別に連絡してくれます。

ので、頑張って私なりにお手伝いしています。

私の場合、走りの基礎ベースが低かった分、こうかはばつぐんだ!

って感じだったので、面白かったです!!

何より、昨年度の真夏の連戦、怒涛の公式戦を駆け抜けることができたのは、このマフェトン理論を入れたからだと思います。



これからも、私らしく、

素敵な選手になりますので、

応援よろしくお願いします!✊





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