見出し画像

しまなみ海道フィールドワーク体験レポート

2023/7/15〜17の間、Xデザイン学校のしまなみ海道フィールドワークに参加してきました。体験したことをざっくりメモとして残したいと思います。

▼ しまなみ海道フィールドワークについて


何したの?

今回のフィールドワークでは、地域課題から新しい価値を発掘するという目的の元、ざっくり以下4つのことを行いました。

「STEP0」の事前調査のみフィールドワークの3週間前にリモートで、「STEP1〜STEP3」までは現地で参加しました。

0) 事前準備 <出発の3週間前>

4人ずつのチームに分かれ、まずはしまなみ海道について様々な切り口からネット上で調査をしていきました。自分にとっては縁もゆかりもない場所でしたが、チームで分担して複数の視点で調査すると、結構わかった気になれるもんだなと思いました。


1) 自転車に乗って移動

当日は、尾道から向島〜因島〜生口島と通って大三島まで、チームに分かれて自転車で行きました。熱中症にならないよう気をつけながら、休憩挟みつつ走行距離45kmの道のりを進みました。海沿いの走行は、景色も風もとても気持ちよかったです。

途中ちょっとしたハプニングもありましたが、なんとかチームメンバーみんなで目的地に着くことができました。


2) 大三島に到着

大三島に到着後、今回の滞在先であるオオミシマスペースに移動しました。

古民家を改修されていて、和×モダンがうまく融合したとても居心地がいい宿でした。
オーナーの徳見さんには、大三島の特徴や課題などをフィールドワークに行く前の事前情報の大枠として、共有してもらいました。


3)話を聞きに行く

大三島に着いた翌日から、大三島の中を自転車で移動しながら、フィールドワークをしていきました。
結果的に以下のような、さまざまな場所にいた方達とお話ができました。

了承をとった上で、スーパーにいる方やお店の方、銭湯で一緒になった方まで色んな年代の方にお話を伺えました。
その中でも何人かのインタビューをピックアップしたいと思います。


【インタビューA】 お店をやられているおばあちゃん

一人は、大三島で長い間飲食店をやられているおばあちゃんです。昔からこの土地でお店をやられているがゆえに、島の人口が減っていることなど敏感に肌で感じられていました。島に対しては寂しくなっていく印象を抱かれてました。


【インタビューB】 移住して宿を運営している若い夫婦

上のおばあちゃんと対照的で、最近移住された若い夫婦にも話を聞けました。大三島の雰囲気や、地元の人との関係などが好きで、希望に満ちたお話をお聞きできました。


【分析】 AとBのインタビューを比較

興味深かったのは、Aの方とBの夫婦で、島への印象が全く違ったことです。AとBの方以外にも、例えば同じ移住者でも、新規移住者と長期移住者で印象がまた違っていたりもしました。
このように、外から見ると「島の方々」とひとくくりで考えてしまいがちなのですが、当然ながらその中にはさまざまな考え方を持った人がいるということに改めて気づきました。


フィールドワークまでの中間総括

今週末の7/29(土)に、フィールドワークの気づきをまとめるという大事な工程が残っているのですが、ここまでを一旦総括したいと思います。

実際に現地に足を運ぶ大事さ

まず当たり前ですが、データ上で見た大三島と、実際に足を運んで様々な方に話を聞いた後の大三島で、印象が全く変わりました。「0)事前準備」でデスクリサーチをしていたときは、産業構造や人口分布など、血の通ってない情報を見てなんとなく島の魅力や課題などわかった気になってましたが、いざ現地にいって走り回って、色んな人の話を聞くとよりリアルな体感として理解することができました。実際自分たちが訪問したのもわずか3日なので、全然わかってない部分も多いと思うのですが、それでも訪問する前と訪問した後では雲泥の差がありました。これが10日、1ヶ月と暮らしていくと、また別の発見などがあるんだろうなと予感することもできました。


暮らしている一人一人に話を聞く面白さ

島のそこらへんで歩いている普通の人に話を聞いても、みんなそれぞれ思考は多種多様なんだなという発見がありました。

ある切り口では似たような考え方だったとしても、別の切り口ではまた全く違う考え方だったりして、そういった多種多様な考えの人たちの総和で島の暮らしは構築されているんだなと思いました。
そういった一人一人の考えを紡ぎながら、新しい価値について思考を巡らすことを次のステップでできたらいいなと思いました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?