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【第11回】小田部雄次先生がざっくばらんに答えます~「立皇嗣の礼は前代未聞?」「愛子天皇が皇室の安定に一番良い選択」「クラファンで敬宮愛子さまにティアラを贈ることは可能か?」~天皇・皇族・皇統・皇室典範など




【画像① ことしの元日には、4年ぶりに女性皇族の方々がティアラを着けられて年頭祝賀行事に臨まれた。2年ほど前の成年の儀いらい、敬宮愛子さまがお着けになるティアラは叔母の黒田清子さんから借り受けられているもので、「クラファンで国民から差し上げられないものか」との声も上がる。】


YouTube「古是三春_篠原常一郎」チャンネルで静岡福祉大学名誉教授・小田部雄次先生(日本近現代皇室史)をお招きし、これまで2回にわたってライブ配信の特別番組をお届けしました。その際、多数のご質問を視聴者のみなさんにお寄せいただきました。


2023年8月24日に配信した「【特別配信】小田部雄次教授 質問に答えます」では、視聴者から寄せられた百数十問に及ぶ質問を大きく5つの項目にまとめ、質疑応答を行いました(動画は下記)。


(参考映像)「【特別配信】小田部雄次教授 質問に答えます」2023/8/24 古是三春_篠原常一郎

https://www.youtube.com/live/Mb4y1atEPPY?si=Gt0a99u2YOqCuiIM





【画像② 静岡福祉大学名誉教授・小田部雄次先生は歴史学者、「皇室史」が専門で、皇室の歴史に関わる多くの著書がある。写真は、戦前期、男性皇族が皆、軍籍を持っていて、統帥権を持つ天皇を先頭に帝国陸海軍の要所と分かちがたく結びついていた時期について、各皇族ごとの事蹟を負った著作『大元帥と皇族軍人 大正・昭和編』(吉川弘文館)】


しかしながら、個々のご質問の中にもふと「どうなんだろうか?」と考えがちな項目がかなり示されてありました。そして、小田部先生はこの全てに目を通されて簡単な回答をメモに準備されて番組に臨まれていたのです。この質問と回答メモの両方に、たいへん貴重な内容が含まれているのは間違いありませんので、5~10問ずつ整理してnoteに不定期連載することにしました。


「皇室は今後、どうなるのだろうか?」「令和の代で終わってしまうのだろうか?」「敬宮さまが皇位を継がれることはないのだろうか?」と心配されているみなさんにとって、気になる内容が出てきます。ぜひ、御覧になってみて下さい。


(参考映像)「【特別対談】 小田部雄次 静岡福祉大学名誉教授『万世一系』『変わらず男系男子』『女性天皇はリリーフバッター』は本当か?」2023/7/10 古是三春_篠原常一郎

https://www.youtube.com/live/N-rNK0NtSqM?si=cJ9nr9xXe_EYHUBm



◆今回の質問項目(第11回)


(56)皇嗣と皇太子の違いは? 「立皇嗣の礼」は過去にあったのか?


(57)敬宮愛子内親王が皇太子、そして皇位に就くことで皇室はどうなる?


(58)敬宮愛子内親王に国民側からクラウドファンディングを募ってティアラをお作りして差し上げられないのか?


(59)現在の皇室典範は旧皇室典範と比べて不備な部分があるのか?


(60)皇太子の地位にある皇族に「しょう害」が判明したら皇室会議にかかるのか?/昭和天皇の「国民と競わない」ということの真意は何か?





【画像③ 2020年11月8日、装束姿で「立皇嗣の礼」に臨まれる秋篠宮文仁殿下と紀子妃殿下。】


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