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再評価されるべきお笑い芸人

お笑いが死ぬほど好きで、芸人を神ほどに崇拝している私でございますが、芸人の世界ほど、儚いモノは他にないと思うんですね。

どれだけ面白いネタを作っても、テレビ向きでなかったり、不祥事に巻き込まれたり、ちょっとしたきっかけで消えてしまう事がある芸人の世界。もちろんテレビに出る芸能人全てに言える事ではありますが、とりわけ母数が多い芸人は、消えてしまうというトラブルにいつもさらされている存在やと思うんですね。

一時はテレビに引っ張りだこだった芸人も、ちょっとした出来事で消えてしまう事はざらにあります。しかしながら、一時はテレビに出た人達ですから、ネタのクオリティ面白さはやっぱり色褪せないんですよ。昔のネタを見返しても、今でも大爆笑できるネタが、ゴロゴロ転がってるんですよ。

そこで本日は、再評価されるべきお笑い芸人のおすすめネタをいくつか紹介していきたいと思います。懐かしい顔ぶれの今見ても面白い最強ネタを、3つ紹介していきたいと思います。


1.このダンスをする【2700】



リズムネタの天才2700より、「僕はこのダンスをする」でございます。かまいたちもyoutubeで紹介していた通り、今見ても斬新な爆裂に面白いリズムネタでございます。

2700といえば、右ひじ左ひじのイメージがある方も多いのではないでしょうか。もちろん右ひじ左ひじも面白いんですが、桃太郎であったり、つま先のアイドルで有ったり他のネタめちゃくちゃ面白いんですよ。どのネタも、リズムネタの中に展開が入った、フリオチのある見ごたえがあるネタばかりなんですね。

闇営業問題のやり玉にあげられ、少ししんどい思いをした二人ですが、先日のネタ番組で復活を果たしたコンビでございます。これから再評価されるべき、コンビの一組でございます。


2.お願い!死んで~!【ザパンチ】



2008年のM-1ファイナリスト、ザパンチより「お願い!死んで~!」の漫才でございます。彼らのこのネタは、レッドカーペットで見た事があるという人も多いのではないでしょうか。

ってかこのネタ、とにかくツッコミが神がかって面白いんすよ。構成的に、パンチ浜崎気持ち悪いことを言って、ノーパンチ松尾なじり続けるんですけど、このノーパンチ松尾のワードセンス絶妙なんですよ。笑うしかないんすよね。


だって、「死んで~」の後、「砂漠でラクダに逃げられて~」ですよ?

笑うしかないやないですか。


この漫才、なじり大喜利100点を出し続けるんですよ。「ジャガイモの芽いっぱい食べて~」であったり、「水のないプールに飛び込んで~」であったり、どこを切り取っても死ぬほど面白いんですよね。

こちらも、闇営業問題で謹慎になってしまいましたが、腕の確かな再評価されるべき芸人でございます。みなさんにも今一度、見ていただきたい見て損のないネタでございます。

3.ワイルドスギちゃん【スギちゃん】



こちらはテレビに出過ぎて一発屋の様になってしまったパターンです。でも改めて見ると、スギちゃんワイルドスギちゃんって、めちゃくちゃ面白いネタやと思うんですよね。

一発屋芸人で括られる人って、一芸入魂の人がとにかく多いと思うんですよ。キャッチ―なシステムに、とにかく同じネタを頭に叩きこんでくるネタが多いんですよね。ボケの内容というより、システムで笑わせる感じになっちゃうんですよ。それって印象には残りますけど、段々と飽きてくるのは仕方がないじゃないですか。

そう考えると、スギちゃんも「ワイルドだろう」の一点勝負に見えるんですけど、スギちゃんに関してはこの「ワイルドだろう」の大喜利が、めちゃくちゃ強いんですよね。

「コーラのキャップを捨ててやった」「リュックの背負う紐を引きちぎってやった」「カラオケで部屋に入ってすぐ1時間延長してやった」など、ひとボケひとボケのクオリティが結構高いんですよ。文字に起こしてもしっかり面白いネタになってるんですよね。

相席食堂に出演してから、少しずつテレビに出るようになってきたスギちゃんですが、まだ一発屋芸人として妙ないじられ方をしているのも事実でございます。ですが、これから一発屋芸人の名を払拭し、またテレビで評価される可能性も感じる、とても面白い芸人の一人でございます。



一発屋芸人、消えた芸人など、芸人を揶揄する表現は沢山ございます。そのカテゴリーに入った芸人は、新たなブームで再評価されることもありますが、時代遅れの面白くない人達というレッテルが張られることが多いのも事実です。

ですが一度売れた芸人ですが、その時代にウケた理由があるんですよ。今から過去を振り返って、評価を下げたとしても、その時代に評価される要素があったから、売れたわけなんですよね。

そしてそれは、今見ても評価できるものが多いんですよ。一発屋芸人、消えた芸人という色眼鏡を外してみると、今でも色褪せない笑いがあるんです。

みなさんも改めて、昔はやった芸人を見返し、古の笑いから今の大爆笑を感じてみてはいかがでしょうか。


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