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WAIS IIIを受けた話

2019年8月23日「自分は発達障害かも知れない」と疑ってた僕は東京でWAIS IIIを受けました。
WAIS IIIは知能検査の一種で、知能指数が測れるだけでなくその人の得意不得意がわかります。人間、得意なこと、不得意なことのギャップが大きいとそのギャップが生きづらさを生むそうです。知能の発達具合にギャップがあるか否かは発達障害の診断の一助になるとのことで、当時かかっていた医師に勧められて受けました。

結果、ASDとADHDの複合型の発達障害だったんですけども。
試験の結果が面白かったので共有します。

試験の結果は、IQ、群指数、下位検査に分かれるのですが、IQと群指数については何の面白味もない平凡な結果だったので省略します。

面白かったのが下位検査の結果でした。下位検査というのは、14の検査項目別に1-19のスコアをつけたものです。

これが僕の下位検査のスコア。得意不得意が激しく別れてます。
特に低いのが「理解」と「符号」。
理解というのは、言葉の意味(知識)だけでなくその裏の社会的観念を理解しているかという検査です。自分は常識や暗黙のルールに従うのがとても苦手というか、逸脱していることにそもそも気づけない事があるので悲しいながらも納得でした。
符号というのは、言われたことを言われたままにスピーディーにこなす能力。これは自分には微塵もないという自覚があります。むしろ、指示されることで、できることもできなくなる。指示された瞬間に自分で思考する能力を失い、かつ指示内容も理解しきれず、オロオロする感じです。

で、最高点の19が出たのが「組み合わせ」。これは視覚、認知、手での作業を組み合わせた検査で、なんかパズルみたいなので超楽しかった記憶があります。要は図形、空間の認知能力がとても高いらしいです。

下位検査のスコアは、同じ年代の受験者グループでの標準偏差に基づくもので、19というのは上位0.13%以上であることを意味するらしいです。無理に偏差値に直すと80以上。

一方で指示通りに作業する「符号」のスコアは6で、偏差値でいうと37〜36くらい?下位8%以下くらいです。

めまいがするような差だと思いました。

なぜギャップが大きいと生きづらいのかというと、世の中のほとんどの仕事はさまざまな能力を組み合わせて取り組まないとできないので、得意分野では期待されつつ、不得意分野が足を引っ張って失敗してしまうというパターンに陥るからだと思います。
そして僕の場合「指示通りに動けない」という不得意はほとんどの仕事をする上で障害になってしまうのです…。

ところが最近、不得意分野に悩まされず、得意な図形、空間認識能力を思う存分駆使できる分野を見つけました😊
それが何かについては、また今度話したいと思います。

読んでくださってありがとうございます☺️

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