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ミモザとジャン・コクトー

Le mimosa du souvenir
Sur ton chapeau se reposa,
Petit oiseau, petite rose,
Menacés de tuberculose.

想い出のミモザが
おまえの帽子の上で憩った。
結核に脅かされた、
小さな鳥、小さな薔薇よ。

「カンヌ」ジャン・コクトー(『フランス名詩選』276、277頁。入沢康夫訳)

去年はあんなにくすんだ色で寂し気だった庭のミモザが、今年はサヤサヤと囁きが聞こえてきそうなくらい満開になってくれました。ミモザから始まる、「カンヌ」というジャン・コクトーの詩の冒頭部分がなぜか昔から好きで、ミモザを見る度、Le mimosa du souvenir…と胸の内でつぶやいてしまう。

Mimosas de la Riviera

こちらは、ミモザの香水瓶が入っていた古い紙箱に森のようなグリーン色の子ども服を合わせたアンティークセット。そして、ミモザモチーフのアンティークと言えば、モシュリンヌだなあと思うのです。ミモザ&スミレの可愛い組み合わせがよく使われていますよね。

水色サテン張りモシュリンヌボックス*スミレ&ミモザ柄
アプリコット色サテン張りのモシュリンヌジュエリーボックス

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