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【全ては内見から】専業主夫が使うキッチンを紹介【自炊がしたくなる環境とは】

こんにちは。
都内でひっそりと生きる専業主夫です。


さて、今回は専業主夫の仕事場の1つでもある「キッチン」を紹介したいと思います。

内見時のチェックポイント、自炊がしたくなる環境作りなど、何か1つでも読者の皆さまにとってお役に立つものがあればと思います。


①仕事しながら自炊するのは大変!


思い返せば、自炊を始めたのは20代半ばの頃。
大学や新卒で入社した会社は実家から通える距離だったこともあり、家賃や食費・光熱費など、実家暮らしにより浮いたお金は貯金に回しておりました。残業や気疲れでクタクタになり帰宅し、両親が作ってくれた夜ご飯を当たり前のように食べていました。

自分で自炊をするようになり、今このような記事を書いていると、親への感謝の気持ちがあふれてきます。

転機があったのは、入社3年目で1人で仕事をこなせるようになってきた頃に地方への転勤の辞令が出たことです。

それまでお米すら一人で炊いたことがなく、完全に家事は親任せだった私が、まったく知らない土地で一人で生活することになりました。

新しい上司や先輩との仕事。職種は営業だったので、前任者から引き継いだ顧客に挨拶回りも必要になります。

当時はコロナ禍前、部署内はお酒の強い人が多かった関係で、仕事終わりの飲み会も多く、月曜日の仕事終わりから飲みに行き、お店を数軒はしごし、終電を逃してタクシーで帰るということも日常茶飯事でした。

もちろん上司が奢ってくれるからというのもあるのですが、ありがたいことに私と相性の良い上司や先輩ばかりで、さらに私自身お酒を飲むのが好きなので、全く苦ではなかったのです。

そんなわけで、その地方には2年間いたのですが、自炊をしたことは月に数える程度。ただ、お米を炊くことすらせず、たまに当時付き合っていた彼女に肉野菜炒めやカレーを作っては、自炊男子を気取っていた次第です。。

仕事をしながら自炊をするというのは想像以上に大変なことでした。
自炊をするには、まず材料や調味料を揃え、時間をかけて調理し、食べた後は食器を洗うところまでする必要があります。

新入社員や転勤や転職したての人、残業が多い人は特に大変です。そういった環境で自炊をしている方は本当に尊敬に値します。


②毎晩のように飲み歩いていた男が、突如自炊に目覚めた。


一人暮らしをしてもろくに自炊していなかった男に、第2の転機が訪れます。

コロナウィルスです。


注射より圧倒的に嫌いなPCR検査。


最近のことなので覚えている方も多いと思いますが、コロナ禍に入ったことで生活スタイルが一変しましたよね。満員電車での通勤を避けテレワークが推奨され、飛沫感染を防ぐために外食することにも制限が出ました。

お酒が好きな私ですが、居酒屋に飲みに行くことができないため、宅飲みに切り替えることに。

そして当時は、転職先の超ブラック企業を短期離職し、失業中でした。なので、時間だけはたくさんあったんですね。

そういったことが重なり、本格的に自炊を始めると、私の性に合っていたのかどんどんのめり込むことに。

昨年のクリスマスは、ビーフシチューと骨付きチキンを作りました。


煮込むのに時間をかければかけるほど、肩ロース肉がホロホロに。


妻はあまりのボリュームに一度に食べきれず、クリスマス後も冷蔵庫に残っていました(笑)


なぜ、長時間と手間暇をかけて作るのか?


「妻に喜んでもらいたい、褒めてもらいたい」


これが原動力になっています。


③専業主夫の仕事場であるキッチンを紹介します!


身の上話が多くなり失礼しました。
それでは、今使っているキッチンを紹介します。

ちなみに、今の家は賃貸物件、間取りは2DKで、住み始めて3年目になります。


左下はホームベーカリー。最近はパンを焼くことにハマっています。


写真を見て、結構物が多いなと思った方もいると思いますが、今回記事に挙げるからといって特に片付けたりはしていません。


思考錯誤し、よく使う物はすぐに手が届くような配置としています。
そして、限りあるスペースを有効活用するということがポイントです。


これは少し引いた写真なので、寄りの写真で左からポイントを解説します。


1.レンジの上

特にオーブン機能などもない、ごく普通の電子レンジです。

電子レンジの上のスペースは活用できます。
賃貸住宅のキッチンは狭いのでなおさらです。

よく置いてあるのを見るのはトースターですね。
うちの場合は、パンを焼く時はガスコンロの魚焼きグリルで代用しているので、トースターは買っていません。

電子レンジの上は通常、物を直置きすることは推奨できないのですが、こういったボックスやラックを介せば大きな問題はありません。

※ただし、高温になりやすいオーブンレンジの上や、熱で変形するものは上に置かず、置きたい場合はラックなどで隙間を10~20cm空けた上に置くのが無難でしょう。

私たちは、冷蔵庫に入れなくても良い野菜や、お菓子のストック、電子ケトルを置いています。

特に、電子ケトルは一家に一台あると便利なアイテムです。
コーヒーやカップラーメンなど、鍋でいちいちお湯を沸かす手間がなくなります。

2.シンク側

実は炊飯器はあまり使っておらず、時計代わりとなっています。理由は後ほど。


シンク側にはトレイ、キッチンペーパー、炊飯器、宅飲み用のお酒のストック、お水のボトルなどを置いています。

特に、キッチンペーパーは自炊において必需品です。手が届く位置に配置しましょう。

冷蔵庫に磁石がつくことを利用し、100均で購入できるマグネット付きのケースにひっかけると、簡単に取り付けることができます。
良ければ、マネしてみてくださいね。

炊飯器を使っていないのは、うちでは米は鍋で炊いているからです。
炊飯器は美味しく炊けるのは良いのですが、炊けるまでの時間が長いことがネックです。鍋で炊くと30分もかからず、水の量や火加減さえ間違えなければ炊飯器同等の美味しさで炊けますよ。

ボトルは、近所のスーパーで無料で貰える水を入れるためのものです。特に、近年の夏は猛暑(というより激暑)で飲み水の量も増えますので、100円以内の2Lのペットボトルでも、沢山買えばバカになりません。

このボトルの容量は3Lと重いので、水を無料で貰えるスーパーが徒歩圏内にあると持ち運びが面倒にならず、筋トレにもなります。


3.水切りスペース

よく使う食器は棚に収納せず、利便性を考えて置いたままになっています。


私がこの家を内見した時に気に入ったポイントが、この水切りスペースです。

賃貸物件の場合、このような水切りスペースがあるのは珍しいです。それどころか、後述する調理台すらないことも。。
調理台すらないキッチンではとても自炊をする気にはなりません。

水切りスペースの下には吸水マットを敷くことをおすすめします。
でないと、洗った食器から水滴が垂れ、カビの原因にもなります。
こちらは100均で売っているものを、スペースに合わせてカットしています。高価な吸水マットを買う必要は全くありません。

また、よく使う調理器具も手の届く位置に配置しています。こちらも100均で十分です。


4.調理台

調理台は普段から清潔にしましょう。


個人的に、自炊をするにあたり最も重要な点が調理台の広さです。

先ほどの話になりますが、賃貸物件(特にワンルームや1Kの間取り)の調理台は狭いです。


出所:photo AC


築年数が古いアパート(ワンルームや1K)の場合、こういったタイプのキッチンをよく見ます。水切りスペースはおろか、調理台がなく、1口コンロです。もし、このタイプのキッチンで自炊している人がいましたら、ぜひコメントを下さい。。

他には、よく使う塩・砂糖・片栗粉は別売りのケースに入れています。
特に妻が塩にこだわりがあり、毎回少し高めの塩を買っていますが、美味しい塩を使うと料理も美味しくなります。

他には、まな板を立てかけられる場所があると良いです。最初は1枚でも良いですが、慣れてきたら何枚かあると重宝します。

ちなみに我が家では、

①野菜を切る用のまな板(大)
②肉や魚を切る用のまな板(中)
③切る材料が少ない場合のまな板(小)

の3枚体制となっております。


5.コンロ回り

油汚れの放置は厳禁。コンロは定期的に掃除しましょう。


ガスコンロが比較的新しく見えるのは、入居したタイミングでリフォームが入ったためです。そういったタイミングを選ぶことは重要です。

賃貸のメリットは、古くなった設備を大家が取り替えてくれることです。
我が家は築30年ほどですが、入居してからトイレの水が止まらなくなったり、お風呂の換気扇から異音がしたりとあったので、そのたびに大家に連絡をして、すぐに業者を手配していただき、無料で取り替えてもらいました。

また、自炊に慣れていない頃は火加減や油の量を間違え、簡単な炒め物をするだけで油が床や壁に飛び散ります。飛び散った油汚れはすぐに落とし、料理後はコンロも拭きましょう。

掃除用品のおすすめは重曹水です。こちらも100均で売っております。
ちなみに、「重曹水スプレー」として売っているものは、水に対して重曹の量が少ない傾向があります。
そのため、「重曹」を単品で買い、空のスプレーボトルに重曹を少し多めに入れて作ると汚れが落ちやすくなるのでおすすめです。

重曹には油汚れや皮脂汚れなどを落とす効果があります。ただし、放置しすぎると重曹でも落とせなくなるので、定期的な掃除が重要です。


6.調味料スペース

調味料が料理を楽しくするスパイスにもなります。


最後は調味料置き場です。

調味料は、最低でも塩・醤油・みりん・料理酒・サラダ油は揃えましょう。

「料理が面倒」という人に多い理由として、「調味料が家にないから」ということがあります。
ただ、逆に言うと、調味料さえ揃えれば色んな料理が作れます。
それこそ、レストランで食べるより美味しい料理だって作れます。

これらはどんな料理にも使える万能調味料で使う頻度も多いので、なるべく大ボトルかつ有名メーカーの物を購入することをおすすめします。


料理が好きになると、調味料にもこだわりが出てくると思います。
私は調味料マニアではないので最低限しかありませんが、調味料は料理を美味しくするスパイスになるだけではなく、料理が楽しくなるスパイスでもあります。


【まとめ】環境を整えれば自炊は楽しくなる!



リメイク前
リメイク後


いかがでしたでしょうか。

実はこのキッチンはリメイクシートで私好みのデザインにしています。

※リメイクシートは、必ず剥がせるタイプのものを使用ください。なお、100均のリメイクシートは剥がせないタイプが多いので注意。賃貸契約終了時、剥がさないまま退去すると、最悪、原状回復費用を請求される可能性があります。

リノベーションに興味があり、1社目を退社後に職業訓練校で「壁紙の施工」をプロの職人から学んだ経験を活かすことができました。

リメイクシートでのアレンジ方法や職業訓練校のエピソードは、長くなりますので別の記事でご紹介させていただきます。


今回の記事で重要なポイントをまとめると、以下になります。

・自炊をしたいと考えているなら、内見の時からキッチンを吟味すべし!特に調理台の広さや水切りスペースの有無は重要です。

・狭いキッチンでも、活用可能なスペースは沢山有ります。普段使いするものを手元に配置しておくのが、自炊を続けるコツです。

・自炊を始める前から、必要以上に調理器具や調味料を買う必要はありません。いざ始めてみたら、1ヶ月に数回しか使わないことや、結局1度も使わないこともあります。まずは最低限の物を揃え、慣れてきたら買い揃えて行きましょう。

・キッチンのガジェット類は100均を活用しましょう。ホームセンターや無印良品にも売っておりますが、大抵の物は100均で間に合います。

・家の「徒歩圏内にスーパーがある」と自炊が捗ります。最初は自炊を始めてから「あ、この食材(調味料)がない!」ということが多くあります。逆に、節約したいなら「コンビニは徒歩圏内にない」方が良いです。

・何より大事なことは「自炊がしたくなるような環境を整えること」です。自炊をすれば節約になるだけではなく、一生の趣味になり、台風や大雪の日でも家で美味しいご飯が食べられますよ!


いかがでしたでしょうか。

この「環境を整えること」は家で仕事や勉強する場合でも活かせます。


そこで次回は、「家で快適に仕事や勉強をするための空間作り」について私の作業部屋の写真を参考にお伝えします!

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