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【2022年8月末】ド素人投資家の資産状況

◆早速結論、こんな感じ

純資産 = 個別株式 + 確定拠出年金 + 現金 - 負債

◆コロナ治りました

8月後半にコロナに感染していました。

39度後半の熱にうなされて約2週間寝込んでいましたが、今は完全回復して仕事も再開しています。

コロナ感染記は別途書くとして、ご心配いただいた皆様、ありがとうございました。

◆恐るべし「ジャクソンホール・ショック」

8月最終週から米国株は大幅下落を続けています。
理由は8月26日に起きた「ジャクソンホール・ショック」です。

Trading View より

ジャクソンホール会議とは、毎年夏に米カンザスシティ連邦準備銀行が開催している、中央銀行関係者や経済学者が参加して世界経済や金融政策を議論するシンポジウムです。

今年は8月25~27日の3日間開催されたのですが、株価の下落を引き起こしたのは8月26日、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の発言です。

発言内容をざっくりまとめるなら
「インフレ抑制のために金融引き締めを続ける。そのために経済成長鈍化などの痛みを伴っても構わない。」
というもので、景気や経済よりもインフレ抑制を優先することをはっきりと宣言したのです。

特に株式は、8月10日に発表された7月の消費者物価指数(CPI)の結果を受けて「インフレはピークアウトし、金融引き締めが予定よりも緩和される」
という楽観的な考えが広まり、一時上昇していたのですが、その楽観ムードがこのパウエル議長の発言で粉々に破壊されてしまったわけです。

これを機に、米国株はずるずると下落を続けています。

9月2日に発表された雇用統計では就業者数が市場予想をやや上回りましたので、FRBが利上げを緩和する理由にはなりません。

これで9月13日発表されるCPIで「インフレは鈍化していない」というデータでも出ようものなら、株価はさらに大きく下落するでしょう。

しばらくは下落基調で、値動きの大きな相場が続くと思われます。

◆私の資産と今後の戦略

幸いにも純資産額自体は先月から大きく変動せず1,190万円ほどです。

ですが、ジャクソンホール・ショックの影響はモロに受けていて、株式資産の評価額は5%超も目減りしています。
しかもこれは円で計算していますので、円安によって助けられています。
ドルで見たら下落幅はもっと大きいと思われます。

加えて、まだ下がる余地があることを考えると決して嬉しい状況ではありませんね・・・。

しかし、こんな時こそ今一度、自分の投資方針、特に「いつお金がほしいのか」を見直すべきだと思うのです。

私は明日や来週、来月や来年にお金持ちになることを目指しているわけではありません。(もちろんそれができたらとても嬉しいですが)

5年後、10年後、15年後という未来にお金持ちになることを目指しています。

そして長期投資家は「長い目で見れば経済は成長し、株価は上がる」ということに"賭けている"わけです。

となれば、今起きている下落、これから起きるであろう下落はやはりチャンスだと思うのです。

株価下落のおかげで配当利回りが上がっている優良銘柄がたくさんあるはずですので、私はその辺の銘柄をじっくりのんびり買い集めていこうと思っています。

◆その他のニュース

~ドル円が140円を突破~
米国が利上げによる金融引き締めを継続している中、日本はゼロ金利政策を頑なに継続しています。

Trading View より

つまり、円よりもドルをもっていた方が利子をたくさんもらえるわけです。
ということで、ドルの需要が高まっているため、円安が進んでいるのです。

ただでさえ物価が上がっているのに、円安によって輸入コストが上がると、食料やエネルギーを輸入に頼っている日本にとっては厳しい状況になるでしょう。

~米半導体企業への輸出規制~

エヌビディア(NVDA)およびアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)という米国を代表する半導体企業に対して、中国への輸出を停止するよう通知がありました。

これらの企業の機械学習向け半導体が中国によって軍事利用されることを懸念した対応とのことですが、中国による半導体の輸入額は4500億ドル

これらすべてがエヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズの売上というわけではないものの、これら米半導体企業にとって大きな打撃であることは間違いありません。

実際に株価も大きく下落しており、エヌビディアを保有している身としてはとても残念なニュースです。

Trading View より

◆最後に

株価が急上昇するようなことはなく、少なくとも数カ月は下落もしくはぐずついた相場になるかと思います。

買い焦る必要はありませんので、じっくりと資産形成を進めましょう。

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