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アナウンサーの働き方

今日もアクセスありがとうございます
今日は、日頃テレビを見ている私がふと思った、「アナウンサーの働き方」について執筆します。


アナウンサーは職業?


私はアナウンサーは職業だと思ったことはないです。何故ならその放送局に入社した会社員だからです。
しかし、調べてみると

自身の声により不特定多数に対して情報を伝達する職業

アナウンサー - Wikipedia

と表示されます。部署や係ではなく、職業なんだと・・・

アナウンサーの仕事


上述したように、自分の声で不特定多数に対して情報を伝達する職業であることはわかりましたが、実は細かい仕事内容。ニュースを伝えるだけではなく、司会進行やインタビュー、取材、ナレーション、結婚式の司会等多岐にわたっています。

アナウンサーのスケジュール


アナウンサーのスケジュールを公表している人は中々いませんが、

上記のYouTubeでアナウンサーのスケジュールを紹介している動画を見ると、驚きました。
何故なら、私の印象ですが、打ち合わせ→放送(収録)→反省会→次の仕事→プライベートという印象だったからです。
これを細かくしていくと、早朝からの生放送をしている場合、
深夜1時~2時に出勤をし、ヘアメイク・打ち合わせ→生放送→放送終了後(8時と仮定)反省会→で9時に終了。と予想はできます。
しかし、上述したように、司会進行やインタビュー、取材や、ナレーションなど多岐にわたっているので、恐らく、9時以降には、移動→打ち合わせ→取材・収録・インタビューが行われていると思います。そして夕方から夜にかけて業務終了なのではと思います。
特に収録のバラエティー番組を担当しているアナウンサーは仕事しっぱなしの状況だと思います。
ちなみに、TBSでは朝の生放送に出演したと思ったら、夕方の生放送にも出演していたり(赤荻アナウンサーや南波アナウンサー)、朝は東京以外の場所(新幹線や飛行機)から中継をしていたのに、夕方には東京の生放送に出演していたりしています。

労働時間何時間?


金融機関勤務の私の感覚からすると、8時間労働は超えているのではないかと・・・そして残業代も「固定残業代含む」という給与体系なのかなと思っています。朝と夕方に番組を担当している場合、間に仮眠をとっているとはいえ、常に交感神経フル稼働な状態なんだろうなぁと思います。また、情報番組を扱っていたりすることから、日々のニュースだけではなく、いろいろな情報をキャッチしなくてはいけないので、頭も常にフル稼働・アンテナ貼りっぱなしなんだろうなぁと思います。

心配なこと


そんなアナウンサーの皆さん、最近は体調不良でお休みをする方が多いです。また、生放送の時間が長時間だったり、番組を多数担当している人には「働かせすぎでは?」と心配な声も挙がっています。
確かに、心配です。
常に情報をキャッチしてアップデートしていかなくてはいけない、スタッフへの気遣いも必要、視聴者目線に立つこと、ゲストが来るときや収録、芸能人へ取材をするときは、事前に情報を入れておかなくてはいけないなど、やること覚えることは常にてんこ盛り・・・
副交感神経のスイッチはちゃんと入っているのかな?睡眠時間が取れているのか、睡眠の質は大丈夫なのか、本当に心配です。
入社した放送局を退職してフリーになる理由の一つが、給料・休みが影響しているのではないかと思います。そして何故かメディアは「退職」という言葉を使わず、「卒業」という言葉を多用していますよね・・・これにも私は些か違和感です。

意外な事実


過去に安住さんが言っていたことですが、「東京と地方局では財布が別なんだ。地方局の放送を東京でするときは東京が買い取っている。東京の放送をするときは地方局に分配している。」というお財布事情・・・
これを聞いたとき、「だから地方のニュースは東京であまり取り上げないのか・・・(特にパンダ)」と。

一部の番組に疑問・・・


某番組ですが、取り上げるニュースが変わるたびにパネル進行をするアナウンサーが変わります。細かく数えたことはありませんが、その番組に出演しているアナウンサーは5人前後だと思います。こんなにアナウンサーは必要なのかな?という疑問があります。取り上げるニュースの度にパネル進行するアナウンサーを変えるより、最少人数で曜日別(月曜~水曜など)で固定化すれば、その分担当じゃないアナウンサーは休めるのに・・・と感じるのです。
そして、朝は地方から中継・夕方には東京(逆も然り)、今日は東京・明日は地方(逆も然り)というスタンスにも疑問を感じます。

声の仕事はアナウンサーだけではない


声の仕事と聞くと、アナウンサーの他にもう一つ職業があります。
声優です。声優は「顔を出さず、自身の声で届ける」職業です。
声優の仕事と言えば、アニメ・ゲーム・洋画の吹き替えだけでしょ?と思われがちですが、ナレーションもしています。また、バスの音声・電車の駅のホームや車内音声、CMの声もしています。結婚式の司会もします。最近では、音楽活動(アーティスト)をしている人や、バラエティー番組に出演したり、ドラマに出演している人もいます。勿論、舞台に出演する人もいます。
つまり、声優もアナウンサーと同様なんです。

声優の仕事はピンキリ


多岐にわたっている声優の仕事、しかし、全声優がその仕事をできるわけではありません。やはり声を届けるからには、声で印象を残したい!視聴率を取りたい!と考えるのが番組制作側。自ずとナレーションに定評がある声優や、声を聞けば「〇〇の声だ!」とアニメキャラとリンク付けをしてその声を聴きたいがために視聴者が増えるという方法をとっている制作側もあります。
また、番組の始まりがあれば終わりがある。番組が終わればずっと携わってきた声優のナレーション業務も終了。番組が続いても契約更新せずに交代するなどもあります。

持ちつ持たれつになってほしい


アナウンサー・声優は同じ仕事をしていると考えたとき、アナウンサーの働く負担軽減につながり、声優の仕事が減らないためにどうすれば・・・と考えたとき。

①顔出しできる声優の皆さんにも、出演してもらう


例えば、ABCDのアナウンサーで生放送を行っているとしたら、Bアナウンサーの代わりに声優が出演し、Bアナウンサーはお休みということです。(言い方を厳しくすれば番組担当しない・・・)

②フリーアナウンサーの起用


バラエティー番組ではフリーアナウンサーが司会をすることがありますが、生放送となるとあまり見ません。退職したとは言え、同じアナウンサーなので、出戻りではないけれど、起用してイイのではないかと思います。

③地方局のアナウンサーの活用


お財布事情を考えるとなるべくなら自社で賄いたいのが会社。そのため、朝は地方から中継・夕方には東京(逆も然り)、今日は東京・明日は地方(逆も然り)というスタンスがあるのだと思います。
しかし、働き方改革・休み方改革・人材活用・経費節減という面から考慮すると、そんな時代はもう古いのでは?と考えてしまうのです。そこで、地方局から中継や取材をするときは、地方局のアナウンサーに活躍をしてもらう!ということをしてほしいなぁと・・・そうすれば、地方局のアナウンサーだから知る伝え方や情報があるだけではなく、その人柄を知ることもでき、新たなファンを獲得することができるからです!
番組名を挙げてしまうと、THE TIMEは毎日列島中継で地方局のアナウンサーが出演していますが、中でも若狭アナウンサーと福島アナウンサーは視聴者にも人気です。

④AIの活用


あまり言いたくないことですが、AIの活用も時には必要になるのではないかと思います。「アナウンサーの仕事が減る!」「声優の仕事が減る!」と反感の声もありますが、アナウンサー・声優は人間です。アナウンサーや声優にもきちんと休ませるという意味でもAIの活用は避けては通れぬ道だと・・・また、少子高齢化社会もあるので、人手不足のカバーにもつながります。

総括


アナウンサーは「なりたい職業」で常に上位です。そして昔は「花形」とも言われました。しかし、その背景には我々の想像を遥かに超えた努力をしているのだろうと私は思います。一日8時間みっちり働き、プライベートの時間も確保され、土日祝日はお休み。必要な情報だけ仕入れ、不要な情報はスルーする我々テレビに映らない一般正社員。しかし、日々情報を仕入れ・アップデート・自己啓発・自己管理・・ということを考えると「凄い」の一言に尽きます。
昨今の世界を含めた社会情勢や働き方改革・休み方改革などを考慮すると、アナウンサーという職業の働き方も多様化・柔軟化・改革しなくてはいけないのだと思うのです。
みなさんはどう思いましたか?
最後までご覧くださりありがとうございました。
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