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海外就職に必要な英語力と職務経験

昔に比べ、日本人の海外就職の機会は広がってきているものの、未だに難しいです。

アイルランドに興味のある若い方々から、アイルランドの就職情報について聞かれることがよくありますが、その度に若い原動力というかパッションを感じて、嬉しくなります。

私に質問をしているという事は、他の人にも質問しているのだろうし、たくさんの人に聞いていると言う事は、チャンスがたくさんあると言う事。若い頃から自身のキャリアプランを考え試行錯誤しながら積極的に行動している皆さんに、私の方が活力をもらう気分です。私の海外移住は31歳でしたからねー

行動していれば大概実るので、焦らずご自身のキャリア構築し、行動し続けてほしいです。CVは配っても配っても、返信がこないのがデフォルトに思っておけばいいです。


英語力はどの程度必要か

さて、就職関連で受ける質問で、ダントツで多い質問が「英語力はどの程度必要か」

私は、職探しに必要な英語レベルは、自身の職務スキルと相関すると考えています。高い職務スキルや経験があれば、多少英語が下手でも採用される可能性がありますが、職務経験なしだと日本語以外のスキルがない状態なので、現地新卒とほぼ互角の英語力がないと難しいと思います。

単体で英語力がどの程度必要か、という質問は答えづらく、職務遂行スキルがあるなら英語力低くても就職はできるでしょうし、関連職歴がないなら英語力がないとお話になりません。

英語力アップは必須ですが、自分にマッチした職を探すというのも非常に大切なことだと考えています。マッチしていない職だと、採用されづらい上に、たとえ採用されても働きづらいだけですから。

職歴がなくても就職可能か

二番目に多い質問、「職歴がなくても就職可能か」

関連した職歴なし、で海外で就職するのは正直難しいです。日本だと、ネイティブ日本人なら、職歴なしでも若いうちはすぐに職が見つかると思いますが、海外ではそう簡単にはいきません。

アイルランドの職探しで、ビザも保有していない場合、英語レベルがかなり高くないと職歴なしからの就職は難しいと思います。せっかく日本人なのに、日本の実務をわかっていないことになりますから。

例えば会計市場では、日本でのBIG4勤務経験を持っていると、海外就職の際、履歴書落ちすることはほぼないと思いますので、遠回りにはなりますが日本で職務経験を積むのが結局は早道ではないかとは思います。
他の分野でも、世界に通用する職歴は、日本でも手に入れられるはず。

一方で、新卒後のインターンやトレーニー就職なら職歴なし採用の可能性は存分にあると思います。

会計畑の話にはなりますが、特にBIG4では毎年インターン募集しており、そのタイミングでアイルランド就活し、渡航するのはかなり現実感はあります。日本人はレアなので有利に働くと思います。
大体年末年始頃に、夏のインターン応募をしているはずですので、日本から応募しておくと良いと思います。

またトレーニービザという選択もあります。これはBIG4で働きながら現地の会計資格(ACCAなど)を取得するものです。無資格就職なので薄給ではありますが、試験前休暇制度などが充実していますし、資格取得と職務経験獲得が同時にできます。

最後に

海外就職に必要な英語レベルや就職活動など、拙著にて詳細を記載しておりますのでご興味があれば読んでみてください。Kindleアンリミ対象です。

『ヨーロッパ在住会計士が教える最小限のリスクで最大限の幸福を実現する海外移住』


海外就職も戦略を持って挑めば、英語力や職務スキルが低くても十分に達成可能です。
大学や現地日本人コミュニティ等、色々な場所で情報収集してみましょう!



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