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神社レポ:京都の隠れた名所!瀧尾神社の龍に会いに行く

【写真10枚】
 龍を観ることができる、という噂を聞いた。
 近所の人からは、
「夜な夜な川へ水を飲みに行っている。恐ろしくて眠れない」と、苦情まで出たらしい。

問題の瀧尾神社「何かいます?」
天井に、いるっ!

■information
瀧尾神社 (たきおじんじゃ)
アクセス:JR「東福寺駅」から徒歩約2分(紅葉で有名な東福寺の近く)
駐車場:あり
境内散策:無料(社務所9:00~16:00)※社務所不在の場合あり
アドレス:京都市東山区本町11丁目718
Tel:075-531-2551

 天井をうねるのは、全長8mもの木彫りの巨大な龍。立体感はもちろん、躍動感がスゴい。
 冒頭の苦情は、江戸時代に本当にあった話なんだとか。

江戸時代後期の彫刻家、九山新太郎の作品とされる

神社の創建は「不詳」

 神社の由緒板に「創建年代は不詳¹」と書いてしまうんだから潔い。
 わかっているのは、応仁の乱で場所を移した。さらに豊臣秀吉の大仏殿建立の際、現在地へ移転したんだとか。
 瀧尾神社と名乗るのは、江戸幕府の命令だったという。

仕事運向上?!

 大丸百貨店の創業者である下村彦右衛門正啓。彼の通勤経路にこの神社があったらしい。当時は寂れていたのだろう。自分の境遇と重ねたのか、毎日のように商売繁盛を願ったとされる。
 で、大成功! お礼に寄付をした、と。

当時の大丸でしょうか

 その寄付の額は半端ではない。
 まず、社殿を修復してあげる(今の社殿)。現在のお金で約5億円かかったという。

細部に宿る神業

 正直、敷地は狭い。一見どこにでもありそうな街の神社である。
 だが、よくみると装飾が異常だ。

さまざまな動物や霊獣の彫刻(京都市指定有形文化財)

 木目まで考えて彫ったのだろうか。素晴らしい。

至るところにこのレベル!!

 って、境内空いてるなあー

美術館で特別展やってもいいレベルなのだが…

グッズ購入

 ショップ(社務所)で、自在置物なんてないかな…。

人気があるのは龍の張子2000円、根付龍おみくじ300円、瀧尾神社の絵馬500円(自在置物はありません)
龍のおみくじをゲット! 「…か、かわいい」

 開運干支の置物としてもよさそうだ。玄関にでも飾ろうか。

 それでは、来年もよろしくお願いいたします。


ソース
¹:瀧尾神社境内にある由緒板

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