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(ぼくはとっても苦手なのですが・・・)
「助けて」って言えるのも、とても大切な力だと思います。

何でも抱え込んでしまったり、
人に任せられずに、結果的に滞ってしまったり、
誰も頼れないからこそ、誰も協力してくれなかったり。

仕事や、家事や、様々な場面にも通じることかと思います。

逆に、気安く、助けてって言えることは、とっても大切なことだと思います。

冒頭のイラストは、TOMO|noteさんの作品を使用させていただいています。いつもありがとうございます!


『助けて』を言う練習となるイベント

ぼくたちのような、市民活動や地域活動っていうジャンルにおいては、
『協働』をはじめとした、助け合いや気持ちの寄せ合いが重要となります。

活発なグループ・地域においては
何だか人が集まってきて、
みんな積極的で、
いきいきとして。

伝統的にそう、ずっとそう、っていうのもあるのかもしれませんが、
人が関わるきっかけとなることがきっとあると思うんですよね。

その最初がどうか、という話題です。
きっと、何かしら「助けて」「手伝って」というような部分からスタートしてることって案外多いのかなと思います。

この『助けて』を言うイベントを実施したことがありますので、アウトプットしてみます。

↑このnoteに、以前書いていただきました!
これと同じ内容です。


これは、市民センターでの会議の後に行われたイベントでした。
会議参加者は、あまり面識のない人たちなんだけど、みんなこのまちの人たち。市民センターを利用する曜日や時間帯が違うものだから、あまり接点がなかったようです。

でも、みんなこのまちの人たちなんだから、ぐっとお近づきになるイベントとしてこれを考えました。

『助け合いロールプレイカード』
というゲームです。

まず、趣旨説明をします。

市民センター内を利用して、皆さんに参加いただきます。
地震が発生したとみなして、屋外まで脱出する想定です。

皆さんにはカードが配られます。
『不幸のカード』のようなものです(笑)
そこにはお題が書かれており、その行動をとってもらいます。

無事な人もいれば、
階段で転んでいる人。
会議室で負傷している人。
人知れずトイレや倉庫で動けなくなった人。

突然起こった地震で、皆さんそれぞれに被害を受けたり、無事だったり。

動けない人のカードには、「何人いたら助かります」というのが書かれています。

では、カードを配って、皆さんが指示された場所に移動していただき、
合図とともに、一斉にスタートします!!

「この部屋に助けが必要な人がいるから、あと何人きて!」
「そっちはどうだった?」
「こっちの部屋はもういないよ!」

さっきまで一言も喋らなかった皆さんが、協力し合っています!!

トイレで倒れていた人もいました。
男性・女性、手分けしてトイレの中も確認します。

皆さんそれぞれに気を巡らせて、救出していただきました。
外に出て、全員いるかどうかの点呼をします。

ここまでくれば、自ずと、率先して動く人、リーダー格となる人が現れます。
自然発生的にそうなるんです。不思議です!


このゲームでは、
カードという指令に基づいて、無理矢理、助け合いの場面を作りました。
まぁ、こうしたゲームやイベントを通じて、皆さんが繋がり合うことがとても大切ですよね。

一番表現したかったことは、こうして声を掛け合ったり、助けてほしいときに手を挙げ発信すると、まわりに必ず人がいるっていうことです。

助け合いのまち、
支え合いのまちに
より一層なっていってほしいという願いを込めた企画となりました。


分かりやすいように、災害をテーマとしましたが、
普段から、日常の様々な場面で、
助けてって言える力、とても重要な能力だと思います。

こう書いているぼく自身がもっと身に着けたい能力です。


別の地域で、『あそぼうさい』のひとつとして、実施したときのムービーです。
地域の大人たちが市民センター内に隠れ、
子ども達が助け合って救出する仕掛けです。

もう一度、あそぼうさいプログラムを貼っておきますね。
ぜひ、多くの地域で実施していただけると良いなと思っています。


今日もご覧いただきありがとうございます。


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