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適応障害ワーママ日記⑳元嘘つきの信頼貯金

復職して2週間弱になった。とにかく集中力がないので、働いてはサボり、サボっては働きで、朝から夕方までなんとなくPCに向かって、トータルで4、5時間働いている状態。

あまりにぐだぐだで申し訳ない。もう一度休職したほうがいいのだろうか、アルバイトになったほうがいいのだろうか、などと思う。とはいえ、休職期間もあと1ヶ月しかない。

でも上司が、「休職期間満了退職になっても、病気治り次第また採用する気満々だから、あんま深刻にならんでいいよ」と笑っていた。

私ってそんなに信用のおける人物か?大したスキルもないのに?と不思議な気持ちになる。まじで謎だ。適応障害だかコロナ後遺症だか知らないが、このポンコツ状態になる前の私さんはずいぶん信頼貯金を貯めていたらしい。もはや記憶がない。

そういえば前々職でも、「しおりさんの一番いいところは、信頼貯金がたくさんあるところ」と言われた。

長所なのかな。全然自覚ないけれども。複数の上司に言われたのだから、ちょっとは信じてみようかな。

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そんなふうに、信頼貯金をちょっとは貯められるようになったらしい私も、昔はうそつきだった。

振り返れば嘘をつくのは子供のころからの癖。先天的に、そして厳しい母のもとで育ったという後天的な要因も相まって、「絶対に怒られたくない」「失敗したくない」という気持ちが誰よりも強かったように思う。親に怒られそうなことは先回りして全部隠したり嘘をついたりしていた。

その癖は社会人になっても続いて、仕事でよくミスを隠ぺいしていたし、「緊急ではないがそれなりに大事な締切がない」系の仕事を山ほどためまくっては、「もうすぐやりますんで!」と言って実際はやらない、その場しのぎの言い訳を重ねる日々だった。

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それがどうして変わったんだろう。今では嘘をつくことはほぼないように思う。
親元を離れて、家庭でうそをつかなくていいようになったからか。結婚したからか、子供ができたからか。

もう少し掘り下げたいけれども、頭が回らないので続きはまた今度。

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