見出し画像

外側にばかりしあわせを求めていた時代②

私も思春期になり、恋をするようになります。

幼い頃から父との接触が少なかったためか、異性には興味がありました。

ですが、いろんな男性に興味があるというより、ただ1人の人を求めるという感覚です。

運命の人っているのかな
赤い糸ってあるのかな
白馬に乗った王子様とか言うけれど
この孤独感を埋めてくれる人っているのかな?

もしもいるなら会ってみたいな〜と、純粋な乙女心をつのらせながら、恋にはげむようになります。


でも、なかなか見つからないんですね。。


なにかがちがう。
でも、そのなにかがわからない。

恋をすると、最初は楽しいし、求めていたしあわせが手入ったかのように感じるのですが、またすぐに孤独感が顔を出すのです。


それは、結婚しても同じでした。


いろんな仕事にも就きましたし、やりがいのある、自分を活かせるような仕事につけば、しあわせになれると思い込んでいましたが、どんな仕事に就いても、どれだけがんばっても、心がアップダウンするようなしあわせしか得れませんでした。

うまくいっている時はしあわせで
うまくいっていない時は不幸せで

生きるって大変だな〜
心がジェットコースターみたいだ、、、

これが、孤独感を埋めようと探し続けたあとの感想でした。

そんな時に、1人の男性に出会います。

今までとはちょっとちがうタイプの男性で、神様のことや、エネルギーのことが話せるんですね。私は興奮し、彼こそが運命の人だ!やっと出逢えたんだと喜び、たくさんのことをシェアしあいました。


ですが、やっぱりなにかがちがう。。


わたしの思い描く世界は、自分の歓びが波紋のように広がっていく世界ですが、彼は我慢や忍耐があたりまえで、他者のために自分を犠牲しながら生きていました。

そんな生き方も尊いように感じましたが、どうしても深く理解しあうことができなかったんですね。


しだいに2人はズレていきます。。


わたしはショックでショックで、もう一生立ち直れないんじゃないかと思うくらいに落ち込みました。

だって彼は、わたしにとって唯一の光であり、生まれてはじめて心の中をシェアできる希望そのものだったから。

その唯一の希望を失ったわたしは、もう人間の男性に、やすらぎ求めることをやめました。誰かに理解してもらおうという気もちも捨てました。



この世に、私のパートナーになる予定の人はいないんだ。。


神様。。
どうかわたしとお話してもらえませんか。
どうかわたしを導いてもらえませんか。
どうやら私には、恋をしたり結婚をしたりするお相手がいないようです。

もう疲れました。

一生懸命探しましたが、どうしても見つからないので、どうか私の話し相手になってもらえませんか。

もうあなた達しかいないんです。

お願いします
お願いします
お願いします

こうしてわたしは、彼と別れた次の日から、泣きながら瞑想をはじめるのです。


つづく
イリス𓆩 𓆪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?