見出し画像

社会情勢とテレビ番組の密接な関係

みなさんは普段テレビドラマはご覧になりますか?

私はけっこう観る方で、単純にストーリーが観たいのと最近流行の編集表現・テクニックを観るという2つの見方をしています。そうしているうちにそのドラマがどうして作られたのか?なぜこのキャスティングなのか?演出のミスは無いか?などいろいろと深読み始まります。その一部をご紹介しましょう。

いつの時代も人気かつ王道なジャンルといえば刑事ものと医療ドラマですが、刑事ものは昔ながらの時代劇と同じ流れで、勧善懲悪的な善人悪人がはっきりわかって、ながら見ができるのが人気の理由のひとつです。

医療ドラマはなぜこんなに人気なのかというと、人の生き死にが一番簡単に感動を呼ぶことができるからです。誰もが共感できる要素が満載だからです。

しかし最近はチョット流れが変わってきて、天才ドクターが華麗な手さばきで病気を治してゆく…というよりは、医者や看護師、患者の人生を掘り下げて、医療ドラマというよりはヒューマンドラマとしての比重がかなり重くなっているように思います。

これは単純な患者の生き死にの脚本はさんざん書かれてきたので、そろそろその内容では厳しいぞ…となって、趣向を変えそれぞれの人生に向き合う内容が増えてきたのでしょう。

なので、昔に比べると手術シーンがかなり少なくなりました。制作側としても、お医者様などに監修として入っていただくことが少なくできるため、手間やコスト面でも、ずいぶんと安価で済むようになりました。

さて、話は変わって、数年前からまた医療ドラマが多くなってきました。なぜだと思われますか?

ここから先は

1,461字

鉄の扉を開けてみた

¥250 / 月
このメンバーシップの詳細

読んでくださりありがとうございます。サポートいただいたものは映像動画コンテンツ制作費用として大事に使わせていただくと共に、昨年の心臓手術、今年の難病発覚と病院代もかさんでいるので、その足しにさせてください。