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140字小説【そうですか…】

「おーーい!!」地面に空いた底の見えない深い穴。その穴を覗きこんで叫ぶ一人の男。「どうされました?」「可哀想に…きっと地面が陥没したんだろう。今助けを呼ぶからな!」「人が落ちたんですか?」僕を無視し男は叫び続ける。すると案内人と名乗る人が現れてこう言った。「落ちたのはあなたです」

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