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140字小説【彼女の好きなゲーム】

「脱出ゲームが好きなの」僕は彼女の言葉を思い出した。ここは廃墟となった病院の地下室。僕らは肝試しにやってきた。先に部屋を出た彼女は扉を閉め、中から開けれないように細工をした。彼女が脱出ゲーム好きだという話は聞いていた。でも、まさか仕掛ける側だったとは。僕は天井の通気口を見つめた。

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