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散文【歩みを止めるな】140字


霧で視界の悪い山道を手探りで進む時、ぼくは夢を見る。


限られた時間を無駄づかいしているのではと不安になった時、ぼくは夢を見る。


いつもより鮮明で少し嫌な余韻を残す夢。

夢でよかったと思うような夢。


霧が晴れるのを座って待ってる時間は無い。

夢はそう言ってぼくの尻を叩く。

歩みを止めるなと。


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