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140字小説【警笛鳴らせ】

僕が車で山道を走っていると(事故多発)の看板と(警笛鳴らせ)の標識が見えてきた。この辺りは霧が発生しやすい上に急カーブの連続。僕は路肩に供えられた花を横目に慎重にハンドルを操作した。「動物が飛び出してくるから気をつけて!私はそれで…」僕はクラクションを鳴らして声をかき消した。

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