見出し画像

Gran Concorso di Tiramisu’ 2022 / #3 作業工程① 〜型作成〜

Gran Concorso di Tiramisu’ 2022に出品した作品(イノベーション部門)の制作過程を一部公開です。


作品紹介

以下、実際に出品した作品。


マキネッタ(エスプレッソマシン)を模した
チョコレートの器
蓋は開閉します。
中には珈琲豆を模したマスカルポーネクリーム。
味の構成は「ティラミス×オレンジ×カルダモン」


⚫︎point

  • マキネッタ(エスプレッソマシン)を模したチョコレートの器

    ティラミスといえばエスプレッソ。そこから連想した、わかりやすくかつ驚きがあるプレゼンテーション。
    フタが開閉するのも、これまでにはない工夫。

  • コーヒー豆を模したマスカルポーネクリーム

    「ティラミス→エスプレッソ→珈琲豆」から連想。器のフタを開けた瞬間にもさらに驚きを与えられるように。

  • オレンジとの組み合わせ

    オレンジの風味は本場イタリアでは非常に馴染みの深い。(カフェや出店のパンやチョコレートにもオレンジがよく用いられている)
    イノベーティブなティラミスというテーマを踏襲しつつ、審査員にも受け入れやすい味わいに。(イタリアの審査員の方もいらっしゃったので)


型の作成

⚫︎器

上記で決めた要所を元に、
まずはオリジナルのシリコン型を作成。

Amazonで購入したマキネッタを原型にしました。

何より大変だったのは各部品の分解です。
持ち手と本体との接合部は、完全に本体の金属面と接着されていたので糸鋸で切りました。

持ち手を切り、フタ部分を取り、
本体のみでシリコンを流す。
フタ部分



各部分のシリコン型が出来たらチョコレートを流してチョコレートのパーツを作成。

色付けしてから組み立てます。

フタと取手部分を接着
着色が終わったら組み立て始める。
取手、持ち手のパーツはノワールのチョコレートに
青のチョコレート色素を混ぜることで黒色になる。
持ち手を本体と接着
フタ部分を載せて、取手との接続部に
円柱状のパーツを通して接着
これで開閉できるようになる。
完成


⚫︎珈琲豆

マスカルポーネクリームを流し固めるための型。

これは欲しい大きさの(珈琲豆の)原型がどこを探してもなかったので、粘土から自作しました。

3Dプリンターとかあったらなぁ、、、。

器の中に入ることと、食べた時のバランスを
考えた大きさと高さになるように整形
一つ型を原型を作ったあとは
チョコレートで複製を作り一度に作成。

この記事が参加している募集

至福のスイーツ

やってみた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?