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瞬発力の鬼になれ

この半年、頭ひとつ手ごたえのあったnote投稿には、共通点がある。それが『瞬発力』だ。

あるトピックが盛り上がっている時、一息はやく、少しだけ人と違う視点がある記事を書くと、読まれる感じがする。


たとえば、先週日曜日の #note関西meetup の感想note『出会う前から仲間だった』は、イベントの当日。これが歴代スキ数1位になった。翌日以降どんどん仲間が記事埋め込みで紹介してくれた効果も大きいけれど、「一足先」に書けたら存在感も出しやすいし、埋もれにくい。

たとえば、上野千鶴子先生の東大入学式祝辞に寄せたnoteは、翌日だった。この記事からはそんなに会話が発生していないけれど、ビュー数もスキ数も安定して上位に来ている。時事ネタの折り込みと、当事者視点で書くこと。

たとえば、春以降のオオゼキブーム(一部界隈)の先駆けとなったまつしまようこさんの『私の趣味は、オオゼキです。』を受けて、元バイトの思い出を綴ったこのnoteは、元投稿の翌々日。(これがいま年間ビュー数5位)

この記事は読まれ方というより、ムーブメントに「2人目」として乗っかっていくきっかけになれたのが大きかった。このところtwitterでおしゃべりしているnote仲間の多くが、たぶんオオゼキつながりだし、関西meetupの仲間たちとも、ここで乗っていなかったら関わりはなかったと思う。

上述の3本はどれも、「今書かなきゃ!」という衝動で一息に書ききれた。「ネタはあるけどまとまんないしそのうち…」と熟成させていたら、日の目を見なかったと思う。noteに来る前、ブログ時代の好反応記事(寄付の件早稲田の件…)も、例外なく瞬発力で書ききったものだった。


これはシンプルにニュース価値の話でもある。「すごい速報性のある一次情報」は価値が高く、「速報性はないけどディープに分析した解説記事」も価値が高い。その中間で、ちょっと捻った第二報も、けっこう価値があるのだ。「捻った」とは、書き手独自の視点(Point of View)が必要ということ。

第一報のネタはなかなか見つからなくても、「これだ!」と感じたネタに飛びついて言葉にしていくのは、楽しいと思う。そして、デレク・シヴァース『社会運動はどうやって起こすか』(裸踊りの動画、として知られるTEDTalk)にもあるように、2人目の行動ってめちゃくちゃ大事なのだ。


「書きたい」と思ったエネルギーを、少しふんばって最後まで言葉にすること。だからといって必ずしもウケるわけじゃないけど、下書きで腐らせるよりは、確実に「何かが起きるチャンス」を広げる。

瞬発力を信じて。


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