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書評も起承転結でいい

本の紹介か読書メモを切り口に毎日更新を続けるべく、作家6人のおすすめ本コラムを集めた『きみに贈る本』を借りてきた。

1冊1編3ページ程度の短い文章。これを読んで、本の紹介文も起承転結でいいんだなと感じた。

ひとによってスタイルは違うけれど、だいたいの流れはこんな感じだ。

:なぜこの本の話をするのか。

:この本は何か。

:なぜこの本がいいのか。

:この本の話を通じて言いたいことは何か。

起承転結でいい、というのは、『読みたいことを書けばいい』でも言及される、万能の基本構造。「転」でチョイひねろうとすると若干難しいけど、しみついていて覚えやすい、シンプルな考え方だ。

こう考えると、構成云々より大事なのは結局「その本をダシにして結局自分は何が言いたいのか」という、自分のメッセージの明確化であり、そこさえ腹を決めればあとは積んでいくだけ。

たとえば「めちゃくちゃ面白かったからあなたも読んでほしい」あるいは「この本を読んで自分はこんなことを考えた」というメッセージで十分1本更新できる。何か言いたいことが別にあって、その補強として本を引用することもある。「三冊組み合わせる」とかも楽しいテクニックだ。

本の力をシンプルに借りて文を生み出すこと。これをさらに加速していきたい。

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