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地方中小企業におけるリスキリングの課題。経営者が学び、企業は人材投資をすべき

ここ数年、リスキリングの重要性が叫ばれている。
リスキリングとは文字通り新たなスキルを学び直すこと。インターネットの誕生以来、この20数年は歴史的に見ても過去例が無いスピードで世の中が進化しており、デジタル化やAIなどの進化で世界が根本から変わろうとしている。また、新型コロナウィルスによるパンデミックも起こり、まさに予測が難しい不確かなVUCAの時代に突入した。特に日本は急速な少子高齢化が世界の最先端で進んでおり、すでに人口減少時代を迎えている。これまでの常識が全く通用しない時代の中で学び続けないと乗り越えることが出来ないのは当然。リスキリングについては下記のサイトに詳しく掲載してるのでそちらを参照して頂ければと思う。

しかし、学び直しが重要なのはわかるが、そもそも世界的に見ても学校を卒業し、社会人になってから勉強、いわゆる学び直しをしないのが日本人。ハイクラスの人材は日々勉強しているだろうが、多くの日本人はそうではない。例えばマイナンバー導入など劇的に国家全体の生産性向上をもたらす重要政策に対しても反対する声が大きい原因は不勉強な国民性だからということ。日本人が勤勉と言われていたのはもう随分前の話。そのような状況下で中小企業においてリスキリングを進めるのは本当に難しい。その点について今回は書いてみたいと思う。


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