最新 医療介護 週間ニュースランキング(1/7~1/13)
はじめに
医療介護データ研究所の まじめな所長 です。
先週Twitterでシェアしたニュースの中から、たくさん見られたものをランキングとして紹介します。
先週の振り返りにぜひ活用ください。
第5位 コロナ第8波、死者数は過去最多 401imp
新型コロナ第8波が本格化し、新規感染者数は過去最大規模となりつつあります。
以下、グレーの折れ線が「日別の新規感染者数」、緑の折れ線が「7日間移動平均の新規感染者数」です。
体感としては、第7波の時よりも感染者数が多いような印象があります。長引くコロナ禍による慣れもあり、コロナ疑いであっても検査をしない人も増えてきている可能性があります。
死者数は、第7波を超え、過去最多となりました。
以下、赤い棒が「日別の死亡者数」、青い折れ線が「7日移動平均の死亡者数」です。
1日の死亡者数は最大で500人に迫っています。死亡者のほとんどは70歳以上であることがわかっています。
特に介護施設のクラスターには注意が必要です。
第4位 処遇改善加算の一本化が実現へ 545imp
処遇改善加算の一本化が実現される見通しです。
12月16日に開かれた全世代型社会保障構築本部(第5回)の中で、 介護職員の働く環境改善に向けた政策パッケージ(案)として示されました。
処遇改善加算は、介護職の待遇改善のために段階的に導入されてきており、現在は「介護職員処遇改善加算」「介護職員等特定処遇改善加算」「介護職員等ベースアップ等支援加算」の3種類があります。
それぞれ支給ルールが異なり、また、それぞれに毎年の申請手続きがあり、事務負担が大きくなっています。
処遇改善加算一本化は、介護事業者の悲願です。早期実現に期待します。
第3位 コロナの2類5類議論の意見まとめが公開 555imp
昨年11月より、政府によるコロナの2類5類議論が活発化しています。
有識者会議でも様々な意見がでてきているため、意見の取りまとめが公開されました。
ウィズコロナの社会を目指す中で、5類への移行を求める声があります。
しかし、前述したとおり、第8波では死者数は過去最多となりました。よく比較されるインフルエンザではこれほどの死者数にはなりません。
政府は、難しい判断を迫られそうです。
第2位 介護ロボットの市場拡大に向けて提言 653imp
一般財団機械振興協会経済研究所が「介護・ケア分野におけるロボット市場拡大に向けた提言」を公表したという記事です。
医療・介護現場の人材不足が深刻さを増す中で、介護ロボットを活用した、生産性の向上、業務効率化に期待が集まっています。
課題として、介護ロボットの分かりにくさがあります。
一般にイメージされている介護ロボットと、実際に介護現場で使われている介護ロボットにはギャップがあります。
介護ロボットと聞けば、人の代わりに直接的に介護業務を担ってくれるロボットを想像する方が多いのではないでしょうか。
しかし、実際に介護現場に導入されている介護ロボットは、人の作業を手助けする機器のことであり、介護業務を代わりに担ってくれるわけではありません。
機械の使い方に慣れていない高齢の介護スタッフにとっては、むしろ労力が増えるとも言われています。
提言の中では、『「介護ロボット」から「介護支援ロボット」へとニーズを再整理する』ことも必要と言われているようです。
介護ロボットの普及に際しては、介護ロボットの再定義も必要なのかもしれません。
第1位 厚労省、平均賃金検索システムを公開 1,106imp
厚労省から、平均賃金の検索システムが公開されました。
これまでも、賃金構造基本統計調査として、平均賃金が公開されていましたが、資料がわかりにくい課題がありました。
検索システムになったことで、これまでよりも格段に調べやすくなりました。
地域別、職種別で調べることができますので、気になる平均賃金を調べてみてはいかがでしょうか。事業運営においても、自施設のポジションを確認するのに役立ちます。
「職業別」の検索欄にて、大分類「専門的・技術的職業従事者」を選ぶと医師・薬剤師・看護師・リハビリ職等の医療介護系職種が選択肢として表示されます。大分類「サービス職業従事者」を選ぶと介護職、看護助手等の介護系職種が選択肢として表示されます。
先週の注目クイズ 861imp
解答はこちら!
おわりに
今日は、「医療介護 週間ニュースRANKING(1/7~1/13)」を紹介しました!
いかがでしたでしょうか。
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