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花畑でキアゲハがほほえましかった

僕の職場にはステキな洋風ガーデンがありまして、ガーデナーのみなさんが日々汗をかいてお手入れされています。

そんなガーデンのお花を観て、香りをかいで、休み時間に癒やされるのが好きなのですが、今日はさらにステキな出会いに恵まれました。

キアゲハのつがいが、花畑のど真ん中で結ばれていたのです。

住宅街の花畑や学校の校庭などでも見られる身近であざやかなチョウのキアゲハ。ニンジンやパセリに卵を産むなど、人に近いところで暮らしているので見かける機会が比較的多いチョウです。が、交尾の瞬間を見られるのはめずらしいです。とってもラッキーでした💡

おそらく上がメスで下がオスだと思われます。というのも下のチョウの腹の先端には「バルバ」という部位が見られるのです。交尾のときにメスの腹をがっちり抱えるはたらきがあるそうです。よく見たらぶら下がっているオスは脚をどこにもつけていないので、このバルバでメスにぶら下がっているようですΣ (゜Д゜;) お、おう、辛くないんかご両人・・・。

ともあれ、こうして世代を繋いでいくキアゲハ。
ニンジンの葉の上で、パセリの葉の上で、たくさんの幼虫たちが野鳥や昆虫に襲われて命を落としていく中、生き延びて、一生懸命葉を食べて、雨をしのいでやっと、こうして子を残すことができます。キアゲハの一生懸命の決定的瞬間を見られたこの時間は、とても豊かでした。

(おわり)


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