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上方落語台本受賞作・公開決定記念㊗️『週刊大衆』吉村智樹さんの記事をもう一度!!

2020年6月『週刊大衆』に取り上げていただきました。

関西に生息するアヤシくてオモロい人たちに、
大阪出身・京都在住のライター・吉村智樹が直撃インタビュー!

珍談案内人・吉村智樹の

この人どエライことになってます!


というコーナーでした。

吉村智樹さんといえば、私がティーンの頃の愛読書『VOW』のライターさんでございます。放送作家やミュージシャンとしての活動もされており、文章もその他のパフォーマンスも「オモシロカルチャーの塊」というかなんというか、とにかく私にとって憧れの存在だったのです。

吉村智樹さんに関する詳細はこちらから☟


その吉村さんから2020年4月、SNSを通じて「取材をさせていただけませんか」とのご依頼が。『第3回上方落語台本大賞』での受賞についてお聞きしたいとのことでした。

賞をもらって嬉しかったけど、
こんな
こんな
こんなスペッシャルな特典までついてくるとは‼︎

吉村智樹さんからご連絡をくださり、しかーも‼︎
取材ということは、吉村さんに会えるんちゃうん‼︎

「関西に生息するアヤシくてオモロい人」であった吉村智樹さんに
「関西に生息するアヤシくてオモロい人」認定されたってことちゃうん‼︎
と思ったら

ランラランラン〜ランラランラン〜
ランラララララランラン〜
心のスキップが止まらんて。

ちなみに当時の落語台本大賞の発表会は、
神戸新開地喜楽館にて4月25日に開催予定でした。

口演:桂文枝師


吉村さんが発表会をご覧くださった後の28日に取材、という段取りでした。

がしかし4月の頭に発表会が中止になってしまい、
こりゃもう、吉村さんのインタビューも中止やろな……と思って、スキップ終了。

しかし吉村さんより
「受賞作を見ないままのインタビューとなりますが、よろしくお願いします」
とのご連絡があり、スキップ再開。

心斎橋〜難波界隈でお会いしましょうということになり、ナマ吉村さんに会える‼︎とスキップを継続していたが、後日、大阪に緊急事態宣言が発令され、ズームでのインタビューに変更となり、スキップ終了。

寄せては返す波のようにスキップをしたりせなんだりして

膝が痛い。

はぁ……あの時は心底、コロナを憎んだもんです。

しかしながら、ズームとはいえ吉村さんとお話しができることには変わりがなく、インタビュー当日は目一杯のおすましで臨む悦子、52歳。


いや、年齢、バッチリ出てもてるやん‼︎

どエライ関西人の
どエライ年齢がぁぁぁー

あの時、「歳は出さんといとくなはれ」言うたら良かったな‼︎

誰も興味ないと思うけど‼︎


というわけで。

あれから4年たった今年、

ついにその作品がお披露目されることになりました‼︎

パンパカパーン

スキップ再開。

膝痛いけど。

その祝賀として、当時の吉村さんのインタビュー記事を、ご本人の御了承を得てここに全文ご紹介させていただきます。

この記事は、当作品を読んでくださった上で、吉村さんならではの鋭い洞察を散りばめつつ、私という人間を温かい文章で描いてくださいました。
ほんと、宝物の1ページ。

珍談案内人・吉村智樹の
この人どエライことになってます!

 演芸作家の石山悦子さん(52)が第3回「上方落語台本大賞」の大賞を受賞した。
 受賞作は『AIシテル(アイシテル)』。AI(人工知能)ロボットを妻にすることが当たり前となった近未来の日本を描いたSFタッチの創作落語だ。爆笑に次ぐ爆笑の展開だが、低価格で機能が乏しいAIロボットが夫を励ますために歌を歌い始めるシーンは、ホロリと泣かせる。いわば“サイバーパンク人情噺”なのだ。
「中国で、彼氏を励ますためにパソコンの中のバーチャル彼女が歌い始めたという出来事があったんです。
 たまたまラジオで、その話を聴いて、胸がキュンとしまして。それでAIと人間との愛情を古典落語の『青菜』に置き換えてみたんです。すると、バチッとはまりました」
 人工知能が登場するサイエンス・フィクションを古典落語に取り込む大胆なチャレンジ。このアイデアが功を奏し、見事グランプリに輝いた。本来ならば受賞作品を名人・桂文枝が実際に上演するはずだった。
 しかしながら新型コロナウイルス感染拡大防止のため発表会は一日中止に。残念ではあるが、「コンピュータの未来を描いた落語がウイルスによって上演できない」という事実こそが、この作品の真の「サゲ」だった気がしてならない。
 創作落語で注目を浴びる石山さんだが、メインの仕事は漫才台本の執筆。漫才の神様と呼ばれる故・夢路いとし・喜味こいしや、大御所の大木こだま・ひびき、横山ホットブラザーズ、関西で最も勢いがある中堅どころの海原やすよ・ともこなど、そうそうたる人気漫才師たちに膨大な数の台本を提供してきた。

涙と笑いに満ちた人間模様を台本に

「幼い頃からテレビの寄席番組が好きでした。特にフラワーショウや、ちゃっきり娘など女流の音曲漫才師のファンでしたね。女性なのにパンチパーマで、スーツを着てギターを弾いて、ちょっと怖そうで。でも、そんなザ・浪速の芸人と言える立ち振る舞いが、とてもカッコよくて、衝撃を受けたんです」 
 幼少期からお笑いが大好きだった彼女。中でも、とりわけ感化されたのが、伝説の喜劇役者・藤山寛美が活躍していた松竹新喜劇。
「物語の筋がしっかりしていて、役者さんの演技がみんな上手な松竹新喜劇が大好きでした。藤山寛美さんのお芝居に笑ったり泣いたり、夢中で観ていました。“小学生で松竹新喜劇が好きだなんてシブすぎる”とよく言われましたが(笑)。私が書く台本に泣き笑いの要素があるのは、そのためでしょうね」 
 彼女が書く演芸台本には、確かに藤山寛美のような「おもろうて、やがて哀しき」味わいがある。そんな彼女は現在、浪曲にも力を入れている。若き京山幸太に書き下ろした『ブルー・へヴン』は、なんと昭和バブルの時代を生きた男女を描く新作。漫才、喜劇、落語などを経た彼女の集大成だ。
 石山さんはこれからも、涙と笑いに彩られた人間模様をAI(アイ)し続けるだろう。

『週刊大衆』2020.6.29日号


吉村さん、ありがとうございます。

記事の全容も記念にのせとこ♪

京山幸太さんの新作浪曲もこの時期に


表紙は熊切あさ美さん


袋とじ、まだ未開封やないの!
祝賀記念に開けよ✂️



あれから4年。
おかげさまで、ついにその作品が公開されます。

来たる2024年4月、兵庫県西宮市の門戸寄席にて、桂ぽんぽ娘さん口演でお披露目決定となりました。原作に「夫婦の愛と性」をエロエロに盛り込んだ、ぽんぽ娘演出versionです。
ご予約は下記まで、なにとぞです!!
⚫︎門戸寄席 安田様
☎︎070-3603-3192
✉︎jspace_event@yahoo.co.jp


おまけ記事☟

2021年にもう1度、開催予定になりながら永久中止になってしまった事の顛末。からの息子の薄情が克明に記された、母と息子の物語(泣)
ご一読くださいましたら幸いです。


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